ごきげんよう。アスキーの酒好き記者ナベコです。暑いので昼からお酒を飲みたくなっちゃう今日この頃。
せんべろ。それは現代社会の癒し。1000円程度の予算で飲める店のことや、1000円程度の低予算で飲みに行く行為を言います。
この連載では、チェーン店を中心に1000円程度の予算でちょい飲みできる店をレビュー。居酒屋、ファストフードといったジャンルは特に定めていないので、オススメがあったらぜひ教えてくださいね!
今回は「中華食堂一番館」で飲んできましたよ!
(行ったお店)
「中華食堂一番館」
・ジャンル:大衆中華食堂
http://kvc-ichibankan.co.jp/
※取材した店舗をもとに記事を作っています。同じチェーン店でも店舗ごとによってメニューの内容や価格、環境が異なる可能性もありますのでご了承ください。
旨い、安いをモットーにした
首都圏中心の中華食堂
「中華食堂一番館」は、2005年に東京・池袋に一号店がオープンした中華チェーン。現在、首都圏を中心に30店舗以上を出店しています。看板メニューは炒飯、らーめん、餃子。「旨い・安い・早い」をモットーにしており、「かけらーめん」は290円、「炒飯」は350円という手ごろさ。なおかつ、「本格中華食堂」とうたっており、価格以上の味へのこだわりで同業態との差別化をはかっているとか。
実は私、一番館を知ったのは読者の方から「お酒が飲めるし、おいしいし安い」と教えてもらったからなのです。口コミ情報なので期待が大きいですよ。今回、初めて一番館に行ってみました!
(頼んだのはコチラ)
・「クリアアサヒ(中)」250円
・「水餃子」250円
・「味付ザーサイ」180円
・「おつまみ唐揚げ」260円
・「ハイボール(中)」150円
一番館飲みです。ヒパヒパ~(ヒパヒパはハワイの言葉で乾杯です)!
水餃子(250円)で飲める!
もちもち食感にハマりそう
一番館には「クリアアサヒ(中)」がありました。250円。
「生ビール」は290円なので40円割安。お手頃な価格に惹かれて今宵は「クリア」に。泡が盛り盛りっとしています。黄金色と泡の白さは良いコントラスト。
ん~。ジョッキで飲むクリアアサヒはなかなか。大衆居酒屋感があって悪くないですよ。
おつまみは「水餃子」。5個入って250円です。
「焼き餃子」もメニューにありましたが、中華食堂で水餃子があるって珍しいなと。なお、「焼き」は6個200円、4個150円なので、水餃子のほうがちょっとリッチです。
一番館の水餃子は、あらかじめ酢醤油のようなタレがかかっていて、ゴマ、白髪ネギ、刻みネギがかかっていました。
食べてみると、皮が厚めでもちもち。よくある餃子より弾力がありましたよ。餡は豚肉がねっとりとしたペースト状になっていて、ニラが入ってないからでしょうか、お肉の甘さが際立っていました。やっぱり「焼き」とは全然違う!
醤油系のタレでご飯のおかずにも合いそう。もちろん、お酒はグビグビと進みました。トッピングしたゴマの香ばしさが、ほんのり「本場」を感じさせました。
本場中国だと餃子は焼くのではなく茹でて水餃子にするほうがポピュラーと聞きます。焼き餃子もいいけど、たまには水餃子飲みもいいかも。
唐揚げもひと味違う
小皿料理が多くて楽しい
箸休めになりそうな「味付ザーサイ」は180円。ザーサイをおつまみにするのは中華食堂のテッパンです。
ザーサイそのままではなく、白髪ネギをトッピングし、ラー油をかけてアレンジしていました。ラー油のピリリとした辛さがきいていましたよ。ボリュームもしっかりあって満足。
こちらは「おつまみ唐揚げ」。唐揚げが3つ入って260円でした。
おつまみ唐揚げは、アレンジを中華風、マヨネーズ、黒酢、明太子の中から選ぶ仕様。“ノーマル”は特にありません。今回、中華風をチョイスしました。中華風唐揚げは、写真のように白髪ネギがのっていました。一番館は白髪ネギアレンジ好きなのかもしれません。
驚きました。唐揚げ、おいしいです。手作り感がありました。
薄くカラッと揚がった衣で、チェーンでありがちな厚くてブニョッとした衣ではありません。酢醤油のようなタレがアツアツの唐揚げに絡むのですが、なんというか家で揚げたての唐揚げに好みで味付けしたような感じで、素朴だけど安心できるおいしさなんです。
2杯目は「ハイボール(中)」。なんと150円という安さです。
ハイボールはニッカのようでした。レモンなどは入ってないシンプルな仕立て。まあまあ濃かったです。なお、ガツンとしたのがイイという人はプラス100円でお酒を濃いめにもできるようでした。
あと、同じ150円のお酒は「酎ハイ(中)」がありました。フレーバーが特についていない、シンプルな炭酸割です。なお、味がついたコーラサワー、レモンサワー、ジンジャーエールサワー「酎ハイ各種」は各250円でしたよ。
150円のお酒の大衆酒場に高揚しつつ終盤へ! 中華食堂は自分の居場所のように感じられて気持ちよく飲めました。
旨い、安いは本当だった
2、3人での飲み会にも使えそう
(お会計)
・「クリアアサヒ(中)」250円
・「水餃子」250円
・「味付ザーサイ」180円
・「おつまみ唐揚げ」260円
・「ハイボール(中)」150円
――
…合計1090円
お酒を杯とおつまみ3品で1000円ちょっと。ほぼ予算の範囲で飲めましたよ。一番館さん、ヒパな時間をありがとうございました。
初めてきた一番館は、おつまみ向けの小皿料理が豊富でちょい飲み用途にぴったり。しかも、低予算の中華食堂としては珍しい内容の料理がちらほらありました。今回は頼めなかったのですが、「蒸しレバニンニクソース」(300円)、「砂肝の冷麺」(280円)「押し豆腐」(280円)など、本場の雰囲気が感じられます。次回来た時にチャレンジしてみたいな。
あと、気になったのは飲み放題。行った店舗では90分1500円の飲み放題をやっていました。へぇ、そこまでガッツリ飲んでいいんだ、と。確かに繁華街だったためか、一人で夕食を食べに来たというより、複数人でわいわい飲んでいるグループが多かったように見えました。心安いメンバーで集まった時のプチ飲み会で使うのもアリかも。
お酒1杯150円から飲めるので、見かけた際は試し飲み感覚で寄ってみてはどうでしょう。全国規模ではないのがネックですが、都内の繁華街などを中心に出店していますよ。
何より、一番グッときたのは水餃子です。もっちりした皮で包んだ水餃子は「焼き」よりもあっさりめ。外食の頻度が高い私にとって優しく感じましたよ。水餃子飲みもいいものですね。ヒパヒパ!
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ナベコ
寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。
ビール、日本酒、ワイン、ウイスキー、レモンサワー、ホッピー、アルコール全般が大好き。お酒に合う塩分高めの食事も。
「アスキーグルメ」でおいしい飲食情報を発信中!
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