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ワイヤレス通信やVRMフェーズを強化した「ROG Strix X570-E Gaming」も登場

ASUSの鉄板X570マザー「ROG Strix X570-F Gaming」を実機でチェック

2019年07月29日 16時30分更新

文● 松野将太

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PCI Express 4.0 SSDの冷却はヒートシンクがマスト

 最後に、「ROG Strix X570-F Gaming」を使った簡単なベンチマークで性能がしっかり出ているかどうかを確認しよう。CPUは第3世代Ryzenの人気モデル「Ryzen 7 3700X」、メモリーはDDR4-3200(容量16GB)、ビデオカードはASUSのRTX 2080 Ti搭載カード「ROG-STRIX-RTX2080TI-O11G-GAMING」で計測している。

CINEBENCH R15とCINEBENCH R20の結果。

「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」を最高品質・フルスクリーン設定で解像度ごとに実行した際のスコアー。

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」、高品質・フルスクリーン設定で解像度ごとに実行した際のスコアー。

 どのベンチマークでもしっかりとCPU、GPUの性能を引き出せていることがわかる。続いて、PCI Express 4.0の効果を対応SSDで確認しよう。以下の数値は、PCI Express 4.0×4接続のSSD「CSSD-M2B1TPG3VNF」をM.2_1スロットに装着し、マザーボードのヒートシンクを付けた状態で計測している。

「CrystalDiskMark 6.0.2」の結果。

「CrystalDiskMark 6.0.2」をデータサイズ32GiB、各テスト9回3セットで実行した際の温度推移。

 順次読み込み速度5000MB/sの公称値を超える速度が発揮できており、温度も50℃前後で推移していることから、ヒートシンクがしっかり機能していると言っていいだろう。ヒートシンクなしの状態では最大83℃まで温度が上昇するため、必ず装着しておきたい。

過不足ない機能性で鉄板チョイスに

 「ROG Strix X570-F Gaming」と「ROG Strix X570-E Gaming」は、第3世代のRyzen 9やRyzen 7といったハイエンドクラスのCPUを使用しつつ、性能と価格のバランスを取りたいユーザーにとって魅力的な選択肢と言えるだろう。シンプルにまとめたければ「ROG Strix X570-F Gaming」は鉄板だが、「ROG Strix X570-E Gaming」ならWi-Fi 6による対応ルーターとの接続や、2.5ギガビットLANによるNASとの組み合わせなども考えられる。予算や目的に合わせて、柔軟に選択するのがおすすめだ。

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