Pyreneeは7月25日、現在開発中のAIドライバーアシスタント「Pyrenee Drive(ピレニードライブ)」について、シャープとハードウェアの量産に関する支援協定を締結したことを発表した。
Pyrenee Driveは、交通事故を減らすことを目的としたAIドライバーアシスタント。自動車に後付けすることで、カメラ映像と多数のセンサーによって、AIが物体認識と危険予測。事故の可能性を感知したときには、音声とポップアップでドライバーに危険が迫っていることを知らせてくれる。
また独自の音声アシスタントやドライブレコーダー、ナビゲーション、音楽再生、通話などの機能を搭載することも予定している。さらに発売後には、全ユーザーが体験した危機状況の映像やデータをクラウドに集めてAIの追加学習を続け、予測の精度と速度を向上させていく予定。
Pyreneeでは、IoTベンチャー向けのシャープの量産アクセラレーションプログラムによる支援を受け、完成度の高い製品の量産を目指していくという。
また同社は、2017年にNVIDAのAIスタートアップ支援プログラム「NVIDIA INCEPTION PROGRAM」の日本パートナーにも採択されており、NVIDIAの支援によるAI技術の開発成果も逐次、製品に反映していくとのこと。Pyrenee Driveは、来年度の発売を目標としている。