パナソニックはどうやってLED電球を進化させたのか?
パナソニックは、LED電球の最上位モデルとして「プレミアX(エックス)」を発売した。ラインナップするのは、40W相当の4機種と60W相当の4機種で計8機種となる。価格はオープンプライスで、店頭価格は40W相当が1600円前後、60W相当が2600円前後(いずれも税抜)となる。
同社は2009年秋からLED電球を販売してきたが、当初のLED電球は現在のような明るさは実現できていなかったという。同社によると、LED電球の国内市場は、省エネ意識の定着を背景に、総需要約2300万個という高い水準で推移しており、白熱電球からの置換えも推進してきたとのこと。
従来製品での不満や、どのようなLED電球を消費者が求めているのかについて、パナソニックアプライアンス社の池ノ本 香氏が説明した。
プレミアXの開発にあたり、パナソニックは消費者がLED電球を購入する際「どのようなことで不安に思うのか」を調査した。
電球によっては、光の広がり方が異なり、狭いもので約140度、広いもので260度と様々だ。また、形状やサイズ、対応する器具の条件なども重視したうえで、購入に至るケースがほとんど。プレミアXの形状については、シリカ電球と同等を目指して設計し、器具からはみ出ることなく、すっぽり入るという。