「PUBG Sycom CUP」への参加がサイコム山田氏との直接的な出会い
2位なのにもらえた「モストキル賞」
こうして現メンバーとなったCCCだが、PJSでの成績はすぐに上がったわけではない。実際、今年の2月に行われたPJS season2 Phase1 PaRでは8位にとどまり、Grade2への昇格はかなわなかった。しかし、Round7でドン勝を取るなど、確実にそのチーム力は伸びてきていた。
このPJS season2 Phase1 PaRでGrade2へと昇格できなかったことから時間が空き、急遽参加を申し込んだのがサイコムが主催する「PUBG Sycom CUP Vol.5」だ。PUBG公式ではないとはいえ、強豪チームが多数参加する大会として、そして賞品として高性能PCが提供されるということで知られている大会だ。
PJSのレギュレーション上、選手全員がプレー配信することが義務付けられており、そのため、CCCのメンバーもPCを2台使ってプレー環境と配信環境を整えている。しかし、Vortex選手だけは1台しかなく、配信を行うとなると負荷が高くなって不利になる可能性が高かった。
「自分だけPCが1台しかったので、“それならSycom CUPへ捕りにいくか!”……っていう話になっての参加ですね(笑)」(Vortex選手)
「で、無事ゲット!」(kanarian選手)
「いや、ちょっと、ちょっと色々あったけど」(サイコム山田氏)
賞品としてPCが提供されていたのは「モストキル賞」。実はkanarian選手はキル数で2位だったにも関わらず、集計ミスにより1位と発表されてしまうというアクシデントがあったのだ。
しかし、一度発表してしまったものを取り下げることはできないというサイコム山田氏の判断で、急遽、この時のモストキル賞だけは1位、2位の2名にPCがプレゼントされることになった。
「運営側のトラブルとはいえ、この時から、なにか縁があったのかもしれないですね」(サイコム山田氏)