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さくら、衛星データプラットフォーム「Tellus」をバージョンアップ

2019年07月03日 15時00分更新

文● 高橋佑司

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 さくらインターネットは6月28日、クラウド上で衛星データの分析ができる衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」のバージョンアップを実施した。今回のバージョンアップでは、地域経済分析システム「RESAS(リーサス)」や、ブログウォッチャーのプロファイルパスポート(位置情報データ)などのデータを追加している。

 RESASは、経済産業省と内閣官房が提供する、産業構造や人口動態、人流などの官民ビッグデータを集約・可視化するためのシステム。現在、各都道府県の農業関連の地域統計データを閲覧できる。

 プロファイルパスポートは、スマートフォンの位置情報データプラットフォーム。ユーザー許諾済みの位置情報データを活用して、人の移動の流れを時系列で確認でき、気象条件による人の移動なども見ることができる。

東京都23区付近の位置情報データ

 そのほか、観測衛星ASNARO-2のSAR画像データや、ASNARO-1とLandsatのバンド別画像データなども追加している。

ASNARO-2のSAR画像データ(オランダ ロッテルダム港付近)

ASNARO-1のバンド別データ(植生を緑色に配色したもの)

 また、これまで開発環境として提供していたデータ分析ツール「Jupyter Notebook」を「Jupyter Lab」へアップデートし、Pythonのほか新たにR言語に対応。さらに、任意の地域を設定し、その地域のデータが追加されるとメールでユーザーに通知する「エリア通知機能」も提供する。

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