ソフトバンクとイオン九州は7月2日、ICT(情報通信技術)による商品配送の効率化を目指し、物流分野において協業したと発表。すでに6月から、イオンショッパーズ福岡店(福岡市中央区天神)のネットスーパーの注文品を、夜間22~23時を含む時間帯に利用者宅へ配送する実験を開始している。
今後は、協業パートナーであるCBcloudの配送マッチングサービス「PickGo」を活用するとのこと。地域の配送ドライバーとマッチングし、荷量に応じて必要なときに、必要な車両数だけを手配する配送システムの実験に取り組むという。
ネットスーパーの需要は、共働き世帯の増加や高齢化社会の進行により高まっている。その一方、配送業務は余分なコストの発生や、急な需要の変化に対応できないなどの課題がある。
両社は、これまで十分ではなかった22時以降の配送需要にも対応して利便性の向上を図るとともに、イオンショッパーズ福岡店での実証実験をふまえ、今後さらに配送対応時間の拡大を目指すとしている。