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高機能ストレージ「Drobo」でデジタルライフをアップデート 第1回

増え続けるデータを保存するならこれで決まり!

初心者でも簡単&便利な外部ストレージ「Drobo」とは?

2019年06月27日 11時00分更新

文● 山口優 編集●金子/ASCII.jp

提供: プリンストン

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米Drobo社のUSB接続のストレージ「Drobo 5C」の本体

 PCを使用していると、文書や写真、動画、音楽ファイルなど、さまざまなデータがHDDやSSD上に蓄積されていく。気がつくとそうしたデータがPCの内蔵ストレージを圧迫して、容量不足になっているなんてことも。そんなとき、解決策のひとつとしてDropboxやOneDriveのようなクラウドストレージを利用するという手があるが、契約容量に応じて料金が上がっていったり、大容量データのアップロードやダウンロードに時間がかかってしまったりするのが難点。日常的に利用するデータは、やはり少しでも軽快にアクセスできる方が望ましい。

 そこでお勧めしたいのが、PCに接続して使うストレージ製品、NAS(Network Attached Storage)やDAS(Direct Attached Storage)の利用だ。NASとは家庭やオフィスのネットワークに接続して複数のPCからアクセスできるストレージのこと。DASはUSBケーブルなどでPCに直接つないで使うストレージで、外付けHDDと呼ばれることもある。いずれも製品の購入費用は必要になるものの、毎月の利用料はない。クラウドストレージに比べると転送スピードが高速、数十TBもの大容量を用意できる点もメリットだ。

 NASもDASもさまざまな製品が販売されているが、上手に選ぶポイントは「拡張性」や「柔軟性」、「耐障害性」にある。そして、それらのポイントを高い水準でクリアしていると注目を集めているのが米Drobo社の「Drobo」シリーズだ。日本ではコンピュータ周辺機器やスマホアクセサリなどでおなじみのプリンストンが代理店となって販売・サポートを行っている。いったい、どんな製品なのだろう? ここではその特徴や導入方法などを紹介していこう。

耐障害性が高くドライブが故障しても復旧できる!

 NASやDASには、あらかじめHDDやSSDなどのドライブが内蔵されたタイプと、ドライブが別売りになっているタイプの2種類がある。手軽に使えるのは前者だが、自由度や拡張性は後者の方が高い。Droboは後者のタイプで、「Drobo 5C」や「Drobo 5N2」は最大5台、「Drobo 8D」や「Drobo B810n」は最大8台までの3.5インチHDDやSSDを装着できる。

 HDDが5台や8台も搭載できると聞くと、「そんなに搭載できなくていいよ」と思う人もいるかもしれない。しかし、搭載できるドライブの数が多い方がさまざまな利点があるのだ。

 たとえば「耐障害性」。最近のHDDは一昔前に比べれば壊れにくくなったが、それでも故障が皆無というわけではない。ドライブが1台しか搭載できない製品の場合、HDDにトラブルが起きれば保存しているデータが消えてしまう危険性がある。しかし、Droboの場合は、復旧用データを複数のドライブに分散して書き込んで冗長性を持たせているため、そのうち1台に障害が起きても保存したデータは失われないようになっている。

 それなら「2台搭載できれば自分には十分」と思う人もいるだろう。しかし2台のHDDが相次いで故障することは意外によくある。そこでDroboには、2台の障害に対応したモードも用意されているのだが、それを実現するには3台以上のドライブが必要となる。つまり、保存されたデータを安全に保護するという観点から見ると、搭載できるドライブは多い方がより安心というわけなのだ。

Droboにはドライブを取り付けるためのスロットが複数用意されている

 ちなみにDroboの場合は、出荷時の初期設定では1台までの障害に対応したモードになっており、2台の障害に対応するには設定の変更が必要になる。と言っても、Window PCおよびMac向けにグラフィカルで使い勝手に優れた管理ツール「Drobo Dashboard」が用意されているため、専門知識がない初心者でも迷うことなく設定することが可能だ。

「Drobo Dashboard」の画面。グラフィカルなUIで、初心者にもわかりやすい


 

(次ページ、「拡張性が高く容量アップがしやすい!」に続く)

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