人工知能は、第3次AIブームの幕開けからここ数年の過度な期待と過剰な宣伝を経て、どこに向かおうとしているのか。MITテクノロジーレビューは6月28日、三宅陽一郎氏をゲストにお迎えし、「ビジネス教養として押さえておきたい人工知能の現在地と未来[2019年版]」を開催する。
深層学習をブレークスルーとした第3次AIブームの幕開けから数年が経ち、もはや人工知能(AI)という言葉を聞かない日はないほど定着したものになりました。 一方で、テクノロジーを無視した大げさな発表や派手な宣伝はAIに対する過大な期待を招き、事業に本気でAIを活用しようという企業や今後のAIの発展への妨げにもなりかねません。
理想とのズレを認識するには、 現在地を正確に理解することが重要です。そこで、今回のEmerging Technology Niteでは、AIリサーチャーの三宅陽一郎氏をお招きし、直近のAI関連技術の動向を踏まえたAIの現状を改めて整理していただきます。この約3年間のAIを取り巻く状況の「変化」の捉え方や、変化を踏まえた今後の大きな動きについても予測していただきます。
第1部では、三宅陽一郎氏にご講演いただき、 第2部では来場者の皆様の事前アンケートを元にこれからのAIのあり方について議論していきます。
改めてAIに対してこれからどう向き合っていくべきか考える機会にしていただければ幸いです。
■Emerging Technology Niteとは?
MITテクノロジーレビュー[日本版]が平日夜に開催するマンスリー・イベントです。最前線で活躍する研究者や起業家など有識者の方をお招きし、いま注目したいエマージング・テクノロジー(萌芽技術)の最新動向をリアルの場でお届けします。
登壇者紹介
三宅 陽一郎(みやけ よういちろう)
ゲームAI開発者
京都大学で数学を専攻、大阪大学(物理学修士)、東京大学工学系研究科博士課程(単位取得満期退学)。2004年よりデジタルゲームにおける人工知能の開発・研究に従事。理化学研究所客員研究員、東京大学客員研究員、九州大学客員教授、IGDA日本ゲームAI専門部会設立(チェア)、DiGRA JAPAN 理事、芸術科学会理事、人工知能学会編集委員。
著書に『人工知能のための哲学塾』 『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』(ビー・エヌ・エヌ新社)、『人工知能の作り方』(技術評論社)、『なぜ人工知能は人と会話ができるのか』(マイナビ出版)、『<人工知能>と<人工知性>』(iCardbook)。共著に『絵でわかる人工知能』(SBクリエイティブ)、『高校生のための ゲームで考える人工知能』(筑摩書房)、『ゲーム情報学概論』(コロナ社)。監修に『最強囲碁AI アルファ碁 解体新書』(翔泳社)、『マンガでわかる人工知能』(池田書店)、『C++のためのAPIデザイン』(SBクリエイティブ)などがある。
連続セミナー「人工知能のための哲学塾」を主催。最新の論文は『大規模ゲームにおける人工知能』(人工知能学会誌 Vol.32, No.2 Web AI書庫でWeb公開)、『ゲーム、人工知能、環世界』(現代思想、青土社、2015年12月)。講演資料はslideshareを通じて公開している。また人工知能学会「私のブックマーク『ディジタルゲームの人工知能(Artificial Intelligence in Digital Game)』」に寄稿している.。 http://www.ai-gakkai.or.jp/my-bookmark_vol32-no4/
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