ファーウェイ・ジャパンは、同社SIMフリースマホの中ではフラグシップとなる「HUAWEI P30」を発表した。発売日は5月24日。価格は税抜7万7880円。
LeicaトリプルカメラはRYYBセンサーによる暗所での強さや
5倍ハイブリッドズームなど、非常に強力
同社は最上級機として、ドコモから「HUAWEI P30 Pro HW-02L」をリリース予定だが、HUAWEI P30もLeicaトリプルカメラを含めて、非常に強力なスペックの1台に仕上がっている。
そのカメラは1/1.7型の大型4000万画素センサー、17mm相当の超広角1600万画素、光学3倍ズームの800万画素の組み合わせ。スペック自体は昨年リリースの「HUAWEI Mate 20 Pro」に近いが、メインの4000万画素は上位機と同じく、G(グリーン)の代わりにY(イエロー)が用いられた「RYYB」センサーを採用。光を40%以上多く取り込めることで暗所での強さがアップした。また5倍までは画質を落とさずに望遠での撮影が可能なハイブリッドズームにも対応している。
さらに夜景モードでの長時間露光でも手ぶれしにくい「HUAWEI AIS」、写真のエリアごとに最適な露出のバランスを取る「AI HDR+」、被写体に2.5cmまで近づけるマクロ撮影、AIが被写体を自動認識して最適な設定で撮影する「マスターAI」などの機能を搭載する。インカメラも3200万画素+AIとこちらも充実している。
デザイン面では背面の左右は優雅な曲線で、上下はスパッとカットされているのが印象的。カラバリはブリージングクリスタルとオーロラの2色で、前者については9層で構成された「ナノオプティカルカラー」仕上げが美しい。
スペック面を見ていくと、水滴型ノッチの6.1型ディスプレー(19.5:9、1080×2340)は上位機と同じく有機ELパネルを採用。HUAWEI Kirin 980、6GBメモリー、128GBストレージ、NMカードによるストレージ追加についても同様だ。また、71.36×149.1×7.57mm/165gという比較的コンパクトなサイズにも関わらず、3650mAhという大容量バッテリーを搭載している。ネットワーク面では、SIMフリースマホらしく、DSDVに対応しているのは強みだ。
高性能カメラを中心にすべてが高いレベルでまとまったSIMフリースマホのハイエンド機だ。
「HUAWEI P30」の主なスペック | |
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メーカー | ファーウェイ |
価格(税抜) | 7万7880円 |
ディスプレー | 6.1型有機EL(19.5:9) |
画面解像度 | 1080×2340 |
サイズ | 約71.36×149.1×7.57mm |
重量 | 約165g |
CPU | HUAWEI Kirin 980 2.6GHz+1.92GHz+1.8GHz (オクタコア) |
メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | NMカード |
OS | Android 9(+EMUI 9.1) |
対応バンド | LTE:1/2/3/4/5/6/7/8/9/12/17 /18/19/20/26/28/34/38/39/40 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
DSDS | ○(DSDV) |
CA | ○ |
VoLTE | ○ |
カメラ画素数 | アウト:約4000万画素 +約1600万画素(超広角) +約800万画素(望遠) /イン:約3200万画素 |
バッテリー容量 | 3650mAh |
防水/防塵 | ×/×(IP53) |
生体認証 | ○(画面内指紋、顔) |
SIM形状 | nanoSIM×2 |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | ブリージングクリスタル、オーロラ |