今回のデモ・デーに参加したスタートアップ企業は、360度全周の映像を使って日帰りツアーやアトラクションをオンライン販売するプラットフォームを開発している「360 Stories」、完全オンライン型の3Dファッションデザインプラットフォームを手掛ける「Z-emotion」。
ロケーションベースのVRアーケードサービスを提供する「ifgames studio」、バーチャルタレントアプリケーションを開発している「Cover Corporation」、スポーツゲームや映画ゲームを手掛けている「Appnori」、ワイヤレスの全身ハプティックスーツを開発している「bHaptics」、子供向けのVRコンテンツ専業メーカーの「Vrani」。
VR会議システムを手掛けている「VRwaibao」、バーチャルキャラクターのリアルタイムライブモーションキャプチャーを提供する「Red Pill Lab」、VR内での外国語トレーニングツールを開発している「PlusOne」の10社。17日は投資家、企業を対象にしたデモ・デーということもあり、プレゼンテーションセッションではそれぞれの技術の先進性、強みをアピールしたうえで、具体的な成長戦略などについても触れられた。
プレゼンテーション後にはデモ展示体験&懇親会が開催。それぞれのブースでは、来場者が実際にVRアプリケーションを体験したうえで、さらに詳しい内容について質問、意見交換が熱心に行なわれた。
現時点でVRはゲームやエンターテイメントを楽しむ一部ユーザーのものだが、今後多くの産業で利用されることが期待されている。VIVE Xに支援を受けているスタートアップ企業の多くに投資が集まり、そして成功を収め、VRが本当に身近なものとして社会全体に普及することに期待したい。