このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 次へ

VIVE Pro Eyeなどのデモも披露!2019 VIVE デベロッパー・デーレポート

2019年05月18日 18時45分更新

文● 飯島範久 編集●ジサトラハッチ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

●Shadoworks Studio「Surreal edu」

 ARやVRを教育分野に活用しようとしているShadoworks Studioは、ゲーム感覚で問題を解いたり、自分の興味のあることを集中して見ることができるので、好奇心が湧き、勉強にも興味を持つようになるとしている。

 すでに20以上のコンテンツが用意されており、子供たちだけでなく先生も勉強できるような内容となっている。また、使いやすいプラットフォーム作りが目標で、サイトへアクセスすると各人ごとにページが用意され、学んだものをアイテム表示したり、レベル表示するなどの工夫をしている。また、フォーラムによって情報交換も可能にする予定だ。

コンテンツの提供だけでなく、プラットフォーム化を目指している

 複数のVIVEに対して同時にコントロールできるので、先生は生徒に対して、何を見ているのか把握でき、質問されてもすぐに答えられる。また、学校での勉強だけでなく、災害時の行動を身に着けたり、ドライビング教材などでも活用できるとした。

台湾でこのシステムを利用した授業の様子

 セッション終了後は、会場でデモを体験することができた。中でも注目は、アイトラッキングとマウストラッキングを備えた「VIVE Pro Eye」(開発機)を使ったバーチャルキャストのデモ。視線や瞬き、口、手の動きを即キャラクターに反映してくれるもので、これまで4つのパターンしかなかったものが、非常にリアルな動きをするようになっている。

VIVE Pro Eyeの開発機。口元にはマウストラッキングが装着されている

VIVE Pro Eyeを装着した表情や動きは、リアルタイムでキャラクターに反映される。アバターとして会話するとき、よりリアリティが増す

 また、AMDはPC用コンテンツをWi-Fiを使って「VIVE Focus Plus」でプレイするというデモや、HTC 5G Hubを介した体(実際にはAMDと同様にPC用コンテンツをプレイ)デモも行なわれていた。将来的にはクラウドコンピューティングで5Gを介してプレイできるようになるとしている。

 ちょっとシューティングゲームをプレイしてみたが、思ったよりラグは少なく、ゲームによっては十分に遊べるだろう。VR/ARの可能性を広げるこれらの技術に期待したい。

AMDのワイヤレスソリューション「ReLive for VR」のデモ。「VIVE Focus Plus」とWi-Fiで接続し、PC用VIVEコンテンツをプレイ

「HTC 5G Hub」の端末。将来的に5Gでクラウドコンピューティングと接続して、PCなどを介さずにVRコンテンツを楽しめるようになる

●関連サイト

前へ 1 2 3 4 5 次へ

カテゴリートップへ

HTC VIVE Facebookページ