nuroモバイルがau回線対応でトリプルキャリアに
Xperiaの次のモデルを検討中と言及
MVNO事業者のnuroモバイル(ソニーネットワークコミュニケーションズ)は5月8日、au回線への対応と、これを記念した1年間最大1500円を割り引くキャンペーンを発表した。いずれも5月9日から受付を開始する。
今回、nuroモバイルは新たにau回線へ対応したことで、ドコモ回線、ソフトバンク回線、au回線の3回線に対応したトリプルキャリア化を果たした。これにより、現在auを利用しているユーザーが同じ端末を利用しながらnuroモバイルへ移行しやすくなる。
au回線の料金プランの構成は、既存のドコモ回線、ソフトバンク回線と同じものだ。Lプラン(13GB)、Mプラン(7GB)、Sプラン(2GB)、お試しプラン(0.2GB)の4種類が用意されており、料金は契約する回線の種類や、通話・SMS対応回線かによって異なる。また、5月からはソフトバンク回線のMプランが200円安くなる。
同じく5月9日より、トリプルキャリア対応を記念して、音声通話付きプランを1年間割引により毎月最安900円(税抜)から利用できる「1年間ずっと月額900円~キャンペーン」も実施する。こちらはMNP(番号ポータビリティ)での契約と、特典適用期間中の同一プランの利用(容量、SIM種類、回線)が条件となるが、ドコモ回線、ソフトバンク回線、au回線のいずれのプランも契約可能だ。
ソニーネットワークコミュニケーションズ モバイル事業部ビジネス推進部 部長の神山明己氏によると、nuroモバイルでは2018年10月に新料金プランを導入して以来「毎月の申込者数が160%に増え好調に推移している」とのこと。
契約者の傾向については、調査を実施したところ契約を検討しているユーザーのうち約8割がSIMのみを検討して、手持ちの端末を利用すると回答したという。この結果もあり、これまでのドコモ回線とソフトバンク回線に加えてau回線への対応を進めたとのことだ。
今後の端末展開については、SIMフリースマホの取り扱いのほか、Xperiaについても「Xperia XZ Premium」が完売したことから次のモデルを検討しているという。
このほか、今夏にはスマートロックのQrioと、nuroモバイルのWi-Fiルーターのセットモデルも販売する。
こちらは自宅にWi-Fi環境がない人でもスマートロックを利用できるようにする商品。価格や料金は未定だが、少ないデータ通信量での利用を想定したプランになるとのことだ。