ハイエンドモデルと変わらぬサイズ感
サムスン電子が4月10日に発表した「Galaxy A80」はフロントカメラを廃止した代わりに、背面側のリアカメラが上部にスライドして180度前面に回転してフロントカメラとしても使える特殊なギミックを搭載しています。4800万画素+800万画素ウルトラワイド+3D深度測定というトリプルカメラ仕様も気になるところ。ミラノで行なわれた新製品発表会会場でカメラ周りを中心に、実機をテストしてみました。
Galaxy A80の本体サイズは約76.5×165.2×9.3mm。6.7型(2400x1080ドット)の大きいディスプレーを採用するため、やや大柄な印象です。しかし、フロント面がすべてディスプレーになっていることもあり、手に持った印象は数値ほど大きくありませんでした。
カメラはトリプルカメラ
イン・アウトで同じレンズが使える
背面にはトリプルカメラが並びます。このカメラ部分が上部に動くため、カメラの下部分にはラインが入っています。なお、表面はガラス仕上げに似た質感で、同じカメラが上下するギミックのOPPO「FIND X」と比べると、Galaxy A80のほうが傷がつきにくそうで質感も高いと感じられました。カバーを付けずとも日々気にせず使うことができそうです。
ハードウェアの特徴としては、3.5mmヘッドフォンジャックは廃止されています。本体上部側は可動パーツであることから何もなく、下部側にUSB Type-C端子とスピーカー、SIMスロットを備えます。
カメラ部分をよく見ると、可動部分と本体には隙間はなく高精度に仕上げられています。カメラは中央が4800万画素、右が800万画素、左が3D深度測定用です。さらにLEDフラッシュもここに収められています。カメラ部分は本体から若干飛び出ています。