ソニーは4月23日、薄型テレビ・BRAVIA(ブラビア)シリーズの2019年春モデルを発表した。
有機ELテレビの「A9G」「A8G」シリーズ、液晶テレビの「X9500G」「X8550G」「X8500G」「X8000G」シリーズの合計6シリーズ。
なお、ハイエンド液晶テレビの「Z9F」シリーズとフルハイビジョン解像度以下の液晶テレビシリーズは現行品が継続となる。
新モデルの価格と発売日 | |||
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シリーズ | 型番 | 予想実売(税抜) | 発売日 |
A9G | KJ-77A9G | 100万円 | 6月15日 |
KJ-65A9G | 55万円 | 6月8日 | |
KJ-55A9G | 35万円 | 6月8日 | |
A8G | KJ-65A8G | 50万円 | 7月13日 |
KJ-55A8G | 30万円 | 7月13日 | |
X9500G | KJ-85A9500G | 70万円 | 6月8日 |
KJ-75A9500G | 55万円 | 6月8日 | |
KJ-65A9500G | 33万円 | 6月8日 | |
KJ-55A9500G | 23万円 | 6月8日 | |
KJ-49A9500G | 18万円 | 6月8日 | |
X8550G | KJ-75X8550G | 45万円 | 6月8日 |
KJ-65X8550G | 28万円 | 6月8日 | |
KJ-55X8550G | 20万円 | 6月8日 | |
X8550G | KJ-49X8500G | 16万円 | 6月8日 |
KJ-43X8500G | 14.5万円 | 6月8日 | |
X8000G | KJ-65X8000G | 22万円 | 5月25日 |
KJ-55X8000G | 16万円 | 5月25日 | |
KJ-49X8000G | 13万円 | 5月25日 | |
KJ-43X8000G | 11万円 | 5月25日 |
有機EL、液晶ともに55V型以上の大画面モデルを強化
ラインアップ全体を見渡すと、55V型を超える大画面サイズをさらに充実させてきていることがわかる。買い増し需要の増加に合わせ、4K/8K時代の映像体験をより大画面で楽しむことを提案している。
大画面でこそ差が付く高画質、そして画面と一体となった高音質をひとつの柱とし、放送やネット動画など多彩なコンテンツを快適に楽しめる優れた操作性、「GoogleアシスタントBuilt-in」や「Works with Alexa」などの家電との連携の強化の3つの柱で、これからの時代の薄型テレビの価値を再定義するという。
有機ELテレビの「A9G」シリーズは、最新・最高峰の技術を投入した「MASTER Series」に位置づけられるハイエンドモデル。画面サイズは75V型、65V型、55V型の3種類があり、新たに新4K衛星放送対応チューナー(以下4Kチューナー)も内蔵している。
デザインはオーソドックスな直立型となり、ディスプレー部の厚みもさらに薄型にしている。高画質エンジンは、8K時代を見据えて開発した最新世代の「X1 Ultimate」。画面から音が出る「アコースティック・サーフェス・オーディオ・プラス2.2ch」は、新たにドルビーアトモスにも対応している。
「A8G」シリーズは、有機ELのスタンダードモデル。65V型、55V型の2種類で、高画質エンジンは「X1 Extreme」搭載。内蔵スピーカーは「アコースティック・サーフェス・オーディオ2.2ch」だ。こちらは4Kチューナーを非搭載。
液晶テレビの上級機となる「X9500G」シリーズは、85V型、75V型、65V型、55V型、49V型の5種類と幅広いサイズで展開。もちろん4Kチューナー内蔵だ。大画面の85V型と75V型のみ、液晶パネルの視野角を大幅に改善する「X-Wide Angle」を搭載。映像エンジンも「X1 Ultimate」を搭載するなど、Z9Fシリーズの技術を採り入れていることが特徴だ。内蔵スピーカーは、ドルビーアトモス対応で49V型以外では映像と音の一体感を高める新開発の「アコースティック・マルチ・オーディオ」を搭載している。
ミドルクラスの「X8550G」シリーズ(75V型、65V型、55V型)と「X8500G」シリーズ(49V型、43V型)は、倍速駆動パネル(120Hz)とLEDバックライト(部分駆動なし)を採用。4Kチューナーも内蔵する。映像エンジンは「HDR X1」となる。内蔵スピーカーはどちらもドルビーアトモスに対応するが、「X8550G」シリーズだけが、上級機と同じく「アコースティック・マルチ・オーディオ」を採用している。
スタンダードモデルの「X8000G」は、65V型、55V型、49V型、43V型の4サイズ展開で、4Kチューナーは内蔵しない。液晶パネルは等倍速(60Hz)パネルとLEDバックライト(部分駆動なし)の組み合わせとなる。高画質技術である「4K X-Reality PRO」は搭載するものの、ドルビーアトモス対応といった春モデルの新機能は省略となる。
「A8G」シリーズ、「X8000G」シリーズを除いた4Kチューナー内蔵モデルでは、メニュー操作の反応やアプリの起動時間を短縮した「サクサク操作」を採用。昨年モデルのA9F、Z9Fシリーズと同等の高速化を果たしている。また、ユーザーインターフェースも新しくなり、入力切り替えや番組表のデザインを変え、観たいコンテンツ/番組にアクセスしやすいメニュー構造を採り入れている。
また、向きなどを気にせずに使える無線リモコンを採用した。
アップル製デバイスの画面と音をブラビアで視聴できる「AirPlay 2」や、Hey Siriでブラビアを操作できる「HomeKit」にも2019年内のアップデート対応を予定している。