午睡中の乳幼児突然死症候群対策を強化し、保育士の心理的負担を軽減
ソフトバンクの子会社hugmo、認可保育所3施設に昼寝の見守りサービス導入
2019年03月29日 14時35分更新
ソフトバンクの子会社hugmoは、テノ.グループ3社が運営する認可保育所3施設に、昼寝の見守りサービス「hugsafety(ハグセーフティ)」が導入されたと発表。導入開始は3月29日から。
導入の目的は、午睡中の乳幼児突然死症候群(SIDS、Sudden Infant Death Syndrome)対策を強化し、保育士の心理的負担を軽減することだという。SIDSは何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る、原因不明の病気。呼吸を再開させる脳の指示が止まり、無呼吸のまま死に至ると考えられている。hugmoは無呼吸を早期に発見することがSIDS対策になると考え、hugsafetyを開発したとのこと。
同サービスはマット型IoTセンサーと、hugmoのメインサービスである連絡帳アプリ「hugnote(ハグノート)」を連携し、乳幼児の午睡を見守る。マット型IoTセンサーで検知した呼吸や心拍の状態を、Wi-Fi経由で自動的にクラウドにアップロードできるので、アプリで確認可能。異変を検知した場合は、アプリの表示と音でアラートを通知するため、いち早く状態を確認できる。テノ.グループは導入効果を検証し、今後の展開を検討するとしている。