ネジ2個外すだけで簡単お手入れ
オススメカスタマイズもチェック
お手入れやカスタマイズオプションを見てみよう。
PCケースは、ケース内で空気清浄機的なエアフローを生み出す。そのため、どうしても吸気ファンやケース内にホコリが堆積しやすい。そのためゲーミングパソコンの多くは内部清掃のしやすさも考慮しているものばかりだ。G-GEAR mini GI5J-A190/Tも同様で、ケース内へのアクセスは背面のネジを2本外すだけでいい。
上記の状態にしてからエアブロアーでホコリを飛ばすくらいでOKだ。また自己責任となるがストレージやメモリの増設も可能。ただし、写真を見てもわかるようにストレージハンガーを外す必要があり、各ケーブル長にもあまり余裕がないため、慣れている人でないと厳しいと思われる。そのため、購入時点でカスタムをオススメしたい。
G-GEAR mini GI5J-A190/Tのカスタマイズは豊富である。とはいえ、あれもこれもと選んでいくと、もうひとつ上のグレードのゲーミングパソコンと変わらなくなってくるため、なるべく予算を抑えたいのであれば、メモリとストレージに絞るといいだろう。
まずはメモリ。初期状態では8GB×1となっているが、8GB×2への変更がオススメだ。起動しているのはゲームだけであれば問題はないのだが、ウィンドウモードでウェブブラウズをしつつ、動画をみつつといった場合にはメモリー不足になる可能性がある。また配信作業やカンタンな動画編集も検討しているのであれば、やはりメモリーは最低でも16GB必要である。
次にストレージ。すでに述べたように、240GB SSDのみであるため、将来的な不安がある。外付けストレージにスクリーンショットや動画を逃がしておくのがベターな手段となるが、大容量のゲームをいくつかインストールしたいとなると、それでは厳しい。オススメは、500GB SSDに変更し、かつ1TB HDDの追加だ。大容量ゲームタイトルはSSDに、頻繁にデータの読み込みのないタイトルはHDDといった住み分けができるほか、スクリーンショットや動画を内蔵HDDに保存しておける。
税別ながら9万4800円と10万円を切るG-GEAR mini GI5J-A190/T。ある程度の割り切りで大半のゲームタイトルを遊べる点が魅力である。設置要件も緩く、大きいケースはイヤと考えているのであれば、まず候補として検討してみるといいだろう。またカスタマイズにも触れているが、ストレージだけを上記通りにした場合は+1万500円になる。将来的な手間とコストを考えると、少なくともストレージには変更を加えてオーダーするといいだろう。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | G-GEAR mini GI5J-A190/T |
CPU | Core i5-9400F(2.9GHz) |
グラフィックス | GeForce GTX 1050 Ti(4GB GDDR5) |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 240GB SSD |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2 |
インターフェース | USB 3.0端子×4、USB 2.0×2、PS/2ポート、ヘッドフォン端子、マイク入力端子、有線LAN端子、DVI-D、HDMI、DisplayPort |
サイズ/重量 | およそ幅183×奥行390×高さ300mm/約7.5kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |