エンタープライズ向けXR(VR/AR/MR)を開発するTalespinは、バーチャルなインストラクターを用いた研修ツールを発表した。AIで動作し、ユーザーにコミュニケーション方法などの「ソフトスキル」を指導する。
本ツールで使うのは会話の認識やAI、自然言語処理など複数のインタラクティブな要素の組み合わせたもの。バーチャルキャラクターはリアルな会話パターン、ボディーランゲージ、マナーを再現し、本物の人間と話しているような会話が可能。同社は本ツールで、企業の従業員教育をサポートできると考えている。とくに対象分野としては、交渉、コミュニケーション、利害の相反する場面を想定しているという。
たとえば、ユーザーはロールプレイングで人事マネージャーの立場を体験。従業員に解雇を告げる場面での振る舞いをシミュレーションする。VRでバーチャルヒューマンと対峙し、実際のシーンで感じるようなストレスや感情を経験できるとのこと。