ブーム再燃の超小型PC「Radiant SPX2700A300A」
Ryzen G搭載超小型でゲームも遊べる! サイコム流DeskMiniを触る
2019年03月09日 11時00分更新
続いてストレージの性能を見てみよう。特に気になるのがPCIe接続でNVMe対応となるM.2 SSD。Western Digitalの「WD Black」は性能の高さで定評あるモデルだけに、実際の速度が気になるところだ。こちらは「CrystalDiskMark」を使って速度を測ってみた。

「CrystalDiskMark」で性能を測ってみると、シーケンシャルリードで約3496MB/s、ライトで約2611MB/sと非常に高いスコアをマークした
シーケンシャル性能はリードで約3496MB/s、ライトで約2611MB/sと非常に高いもので、一般的なSATA接続のSSDと比べても、4~5倍近くの速さとなっていた。また、データサイズの小さいランダム性能も高く、OSの起動、ソフトの起動やインストール、Windows Updateの適用などでも待ち時間が短くなることが期待できる。
グラフィック性能のチェックには、こちらも定番となるベンチマークソフト「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」(FF14ベンチ)を使用。AMDの内蔵グラフィック性能は高めとはいえ、別途ビデオカードを増設する場合と比べれば弱いということもあり、負荷の軽めなゲームベンチを採用した。

FF14ベンチの設定は、1920×1080ドット、最高品質、フルスクリーン。スコアは2453で、評価は「普通」となった
軽めなゲームベンチとはいえ、解像度は1920×1080ドット、画質設定も最高品質を選ぶという、重ためな設定で試してみた。結果はスコア2453で「普通」。CPU内蔵のグラフィック性能としては、なかなか高めとなっていた。シーンによっては重たく感じる部分もありそうだが、気軽に楽しむなら十分な性能だといえるだろう。
もう少しスコアが上がらないかと思い、解像度はそのままに画質設定を「標準品質(デスクトップPC)」に変更して試してみたところ、スコアは4294へと上昇し、評価も「快適」となってくれた。少し画質を落としてやれば、ストレスなく遊べそうだ。
さすがにタワー型のゲーミングPC並みの性能というのは難しいものの、一般用途ではまず困らない性能と、軽めなゲームなら十分遊べるだけのポテンシャルがあることが確認できた。
