CP+2019でカメラRAW現像・編集用PCとしてDAIVが注目の的に!
ブースではなく、会場中央付近にあるステージでは、風景写真家の秦達夫氏をお迎えして、マウスコンピューターの森裕貴氏と登壇。新作モデルの紹介とマウスコンピューターの魅力を紹介した。秦氏も実際にDAIVユーザーで、RAW現像や調整するのにはマシンパワーが必要だと訴える。
必要なスペックをBTOでカスタマイズできるマウスコンピューターは、自分にとってこだわりをもったパソコンを購入でき、24時間365日の電話&LINEトークサポートも行なっており万が一のときでも安心だ。
秦氏は、屋久島が好きでよく通っているという。風景だけでなく、伝統芸能や職人などもよく撮影し、日本とは成り立ちの違うニュージーランドへもよく行くという。海外だと2週間ぐらいの撮影になるため、1TBのストレージがパンパンになるほど。
今回のモデルでThunderbolt 3を搭載したマシンなら、撮影したデータもすばやく外付けHDDへ逃がすことができるため、オススメしていた。また、ハイエンドモデルがしっかり排熱用の開口部を設け、性能低下がない仕様になっている点にも注目。CPUが高温になれば性能が落ちてしまうので作業が滞ってしまうため、マシン選びのチェックポイントだと語っていた。
一方、マウスコンピューターのブースでは、RAW現像のハンズオンセミナーを開催。市川ソフトラボラトリーの西巻敏氏による「SILKYPIX 9」を使ったRAW現像体験を行なっていた。
やはりこういう現像ソフトを使う環境として、マシンのスペックは重要だと語り、たとえばサムネイル表示ひとつとっても、さっと表示されるか否かはスペック次第。遅いマシンでは作業効率が悪く生産性が上がらないので、DAIVのようなクリエイティブ向けマシンをオススメしていた。
2つ目のセミナーでは、写真家の諏訪光二氏による「Photoshop」を用いた高画質/高品質RAW現像テクニック講座が行なわれた。プロのクリエイターには定番のPhotoshopだが、一般の人だと高機能すぎて使いこなせないところもある。そこで、実際に諏訪氏が行なっている現像の基本を紹介してくれた。
これは、筆者も思わず唸るポイントを数多く紹介してくれたため、セミナーに参加して実際にマシンを触って体験していた人はもちろん、周りで見ていた人もかなり勉強になったのではないだろうか。例えば、PhotoshopでRAW現像するときは、まず一番下にある現在の設定をクリックしてワークフローオプションをしっかり設定すること。
特にデフォルトではチェックされていない「Photoshopでスマートオプジェクトとして開く」をチェックすること。これをチェックしておけば、やり直したい場合、1から調整せず劣化しないで作業ができる。
また、レンズ補正をチェックしたあと基本補正で色調を整えるが、そのとき、まず明るさを調整したうえで色を補正すること。色補正もビビットすぎないフラットな感じがいいと説いていた。こういうセミナーが無料で聞けたことは非常にありがたい。
マウスコンピューターは、Webでの販売だけでなく、秋葉原を中心に大阪や名古屋、博多など全国8店舗で直接販売を行なっている。こういうイベントに参加できなかった人で気になるマシンがあれば、店舗を訪れて実際に体験してみてはいかがだろうか。
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