Moffは2月28日、東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座、インターリハおよび三菱総合研究所との共著により、モフバンド活用のIoT身体機能計測サービス「モフ測」の精度検証実験の結果を論文掲載したと発表した。
モフ測は、ジャイロセンサー・加速度センサーを搭載したモフバンドで、簡便に身体機能の計測ができるサービス。今回、リハビリ研究のスタンダードとなっているViconの光学式モーションキャプチャシステムと身体動作の計測精度について比較実験を実施した。
上肢を対象とした各動作幅の計測値の差は平均で2.65度~5.62度であった。また、モフバンドの適切な取付け、計測時の体幹の回旋動作の抑制により、計測値の差を小さくできる可能性が確認された。モフ測のようなウェアラブル端末型の装置は、低価格で簡便に動作解析ができるうえ、測定環境の成約も少なく、今後臨床場面でのリハビリテーションの定量化やビジュアル化に活用されていくことが期待されるという。
論文の全容は、後日東京慈恵会医科大学雑誌のオンラインページで公開する予定だという。