■消滅可能性都市から、挑戦可能性都市へ
コンピュータクラブハウスへの期待について、宮元市長はこう語った。
「才能を持っている子はいっぱいいると思います。けれど、そういう機会にふれられない子も多い。開花しないままに、うやむやになってしまうのはいかんと。だから、コンピュータクラブハウスのような自由にできる場が大切だと思います。
一方で、地方のつらいところとして、育った子ども達は都会へ出て帰ってこないんです。でも、それは将来の日本にとっては大事なこと。大きな意味では大事なことだから、それはそれでいいと思います。
ただ、地元が挑戦的な地域であれば、いずれ子ども達が戻ってきて『頑張ろう』という気になるはずだとも思っています」
常に挑戦的な、「挑戦可能性都市」として頑張っていく。消滅可能性都市ではなく、挑戦可能性都市へ。宮元市長と加賀市の熱い思いを載せたコンピュータクラブハウスは今年スタートする。そこで子ども達はどんな体験をして、体験を通じてどう成長していくのか。これからの加賀市の発展を見守っていきたい。