Googleの研究開発プロジェクト「Soli」によるレーダーベースのモーション認識センサーが、米国の連邦通信委員会(FCC)に認可された。将来的にタッチパネルを使わない操作が可能になるのではないかと期待されている。
Soliが開発したレーダーセンサーは10円玉程度の大きさで、手指の微細な動きも高速かつ高精度にトラッキングが可能。これにより、これまでスピーカーの音量を調節するのにダイヤルを回していた動作や、水平にスライドする指の動きといった細かな操作も可能となるとのこと。
FCCではこれまで、Soliのセンサーは「他の電気機器に干渉する」という理由で、より高いパワーレベルでの稼働を認めていなかった。しかし、GoogleによればFacebookが2018年9月にGoogleと共同で異議を申し立てたことで、認可にこぎつけることができたとのこと。両社は、Googleが要望していたよりは低いものの、それまで許可されていたよりは高いパワーレベルでの操作を取りつけることに成功したという。今後どのような形で製品に実装されていくのか注目したい。