2つの4K HDR対応ディスプレーに出力可能
GPUはAdreno 680を採用する。Snapdragon 855は「Adreno 640」だったが、これよりもパフォーマンスが強化されているようだ。Snapdragon 855との直接的な比較はなかったが、基調講演では前世代のGPUに比べ、2倍高速化していることが語られた。また、Snapdragon 835との比較では、3.5倍高速化しているという。USB 3.1 Gen.2と第3世代のPCI Expressにも対応しており、最大で2つの4K HDRディスプレーに映像を同時に出力できる。
クアルコムが培ってきたオーディオ技術も搭載。コーデックやコーデックを含む高音質化技術の「Aqstic」や、Bluetoothでハイレゾの再生を可能にする「aptX HD」に対応。また、ボイスアシスタントはCortanaとAlexaの両方をサポートしている。
Windows on Snapdragonでは、64ビットのARMコア用に書かれたアプリが動くほか、既存のx86アプリもエミュレーションの形で動作する。ただし、エミュレーションが間に挟まるため、パフォーマンスは64ビットのArm用に書かれたアプリの方が高くなる。Windows on Snapdragonが登場して以降、徐々に対応アプリは増えているが、基調講演では、Arm版のFirefoxが登場することが明かされた。