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Core i7-7700HQ搭載モデルでベンチマークをチェック

テレビ兼用一体型PC、カスタマイズでガッツリメインで使える性能に!

2018年11月10日 10時00分更新

文● MOVIEW 清水、編集●八尋/ASCII

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「ESPRIMO WF1/C2」

 洗練されたデザインで、家の中の様々な場所で活用できるディスプレー一体型のデスクトップパソコン「ESPRIMO WF1/C2」。CPUは、デフォルトではCeleron 3865Uだが、カスタマイズでさらにパワーのあるCPUに変更できる。試用機も、Core i7-7700HQを搭載し、メモリーも32GBに拡張されるなど、標準仕様に比べて遥かにパワーのある使用となっている。

 今回は、ESPRIMO WF1/C2の実力を測るためにベンチマークテストを実施した。標準モデルと試用機のスペックは以下のとおり。なお、11月6日に新モデル「ESPRIMO WF2/C3」も登場した。気になる人はコチラもチェックしてみてほしい。

ESPRIMO WF1/C2の主なスペック
基本構成 試用機の構成
CPU Celeron 3865U Core i7-7700HQ
グラフィックス インテル HD グラフィックス 610 インテル HD グラフィックス 630
メモリー 4GB 32GB
ストレージ 1TB HDD 256GB SSD+1TB HDD
ディスプレー 23型(1920×1080ドット)、スーパーファインLH IPS液晶
内蔵ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
インターフェース(右側面) USB 3.1 Type-C(Gen1)端子、USB 3.0端子、SDカードスロット、マイク・ラインイン兼用端子、ヘッドフォン・ラインアウト兼用端子、miniB-CASカードスロット USB 3.1 Type-C(Gen1)端子、USB 3.0端子、SDカードスロット、マイク・ラインイン兼用端子、ヘッドフォン・ラインアウト兼用端子、miniB-CASカードスロット、HDMI出力端子
インターフェース(背面) USB 3.0端子×2、USB 2.0端子、有線LAN端子、アンテナ入力端子 USB 3.0端子×3、有線LAN端子、アンテナ入力端子
サイズ およそ幅558×奥行167~176×高さ362~370mm
OS Windows 10 Home(64bit)
価格 14万8824円 25万3864円
価格(クーポン利用時、11月9日現在) 11万4594円 19万5475円

 総合系ベンチマークソフト「PCMark 8」は、通常作業などのパフォーマンスをチェックするためのソフト。今回は「Home Accelerated」、「Creative Accelerated」の2種類をチェックした。スコアはHome Acceleratedが3910、Creative Acceleratedが4899となった。

Home Acceleratedの結果

Creative Acceleratedの結果

 「PCMark 10」はPCMark 8にあった各種ベンチマークテストを統合したベンチマークテスト。アプリ起動やブラウジングでの性能を測る「Essentials」、オフィス製品などでの性能を測る「Productivity」、画像や動画製作などの性能を測る「Digital Contents Creation」、ゲーム関連の性能を測る「Gaming」4種類がチェックできる。

PCMark 10の結果

 スコアはEssentialsが7958、Productivityが6404、Digital Contents Creationが3120、Gamingが1012となった。ゲーミングは低めだが、EssentialsやProductivityのスコアは高い。ウェブブラウジングや動画視聴、Officeでの作業などであれば問題なく快適にこなせるだろう。

 CGのレンダリング速度からCPUなどの性能を計測してくれる「CINEBENCH R15」では、グラフィックスAPIのOpenGLは58.01fps、CPUの性能テストでは694cbという結果となった。最新CPUと比べるとスコアは劣るが、モバイル向けでもハイパフォーマンスなCore i7-7700HQな分、そこまで低くはない。普段の作業であれば、CPUがネックになって不満を覚えることはほぼないだろう。

CINEBENCH R15の結果

 ESPRIMO WF1/C2は、GPUにインテル HD グラフィックス 630を採用している。このパフォーマンスを測るため、3DMarkによるテストを実施した。スコアは、「Fire Strike」で1213、「Sky diver」で4916、「Time Spy」で444となった。負荷の高い大作ゲームなどは厳しいが、ブラウザーゲームや軽めのMMORPGなどであればプレーできそうだ。

Fire Strikeの結果

Sky diverの結果

Fire Strike

 では、実際にゲームをしたらどのような結果になるのかをベンチマークで探ってみよう。おなじみの「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.51」ベンチマークをチェックした。ゲームの中でもそれほど負荷の高くないドラゴンクエストXでは、中品質で快適、最高品質にしても普通という診断結果となった。負荷の低いゲームであれば問題なく動作する。

1920×1080ドット、標準品質、スコア5958

1920×1080ドット、最高品質、スコア4829

 ドラゴンクエストXよりも負荷が高い「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮の解放者 ベンチマーク」もチェックしてみたところ、標準品質でやや快適、高品質では設定変更を推奨された。このクラスのゲームとなると快適にプレーするのは厳しいが、設定次第では遊べなくもない。

1920×1080ドット、標準品質、DirectX 11、スコア2854

1920×1080ドット、高品質、DirectX 11、スコア1423

 さらに負荷の高いゲームなどはたくさんあるが、この結果をみる限り、そうしたゲームは快適に遊ぶのは難しい。ただ、負荷の低いゲームは問題なく動作する。ESPRIMO WF1/C2は個性のある一体型のため、通常のデスクトップパソコンとは一味違う使い方がいろいろ考えられる。家の中での活用シーンを想像してみるといいだろう。また、カスタマイズで地上・BS・110度CSデジタル×2 (ダブル録画対応) が追加でき、テレビにもなるのもポイント。パソコンとテレビを兼用したいという人はESPRIMO WF1/C2を検討してみてほしい。

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