カナダのクイーンズ大学は医療シミュレーションなどを手がける仏SimforHealthおよびHTCとパートナーシップを締結。医療用シミュレーション施設を開設して研修医へのVRトレーニングや、VRを使った教育の効果検証を行なう。
シミュレーション施設ではHTC VIVEのヘッドセットとSimforHealth開発のソフトウェアを活用。研修医はVRで緊急医療の現場を体験したり、患者の診察を行なったりとさまざまな医療シーンを体験できる。これにより、医療教育の改善を図れるだけでなく、患者が医師の“最初の実験台”になることを防ぐ効果があるという。
医療関係へのVR活用は、患者への治療に関する説明(インフォームド・コンセント)から医師の研修、その他痛みの緩和など多岐にわたって進みつつある。今後の進展にも期待したい。