深呼吸厳禁! マカオのピット裏
前述したように、ピット裏はとてもコンパクト。そのため、一度に複数のレースが行なわれるマカオグランプリでは、なんと「地下駐車場」をピットガレージとして利用します。
レーシングカーなので排気ガスはそのまま。低い天井に青白い煙がもうもうと立ち込めています。そんな場所で、メカニックはせっせと作業を進めているのです。もし来年、マカオグランプリを観戦するならマスクは持っていきましょう。
最後に大きなアクシデントがあったものの
白熱したレースが展開された
マカオグランプリは、「FIA-GT3」マシンが競う「FIA GTワールドカップ」、かつては勝利することでF1への道が開けた「F3ワールドカップ」、そしてコンパクトなツーリングカーで構成される「WTCR(世界ツーリングカー選手権)最終戦」に加え、チューニングカーベースのレーシングカーが中心となった「マカオツーリングカーカップ」、「ロータス・エキシージ」のワンメイクレース、2輪の「モーターサイクルグランプリ」が開催されました。
日本人レーサーも出場しており、「FIA GTワールドカップ」にはKCMGチームから、日本ではNISMOワークスドライバー、プライベートでも「GT-Rオタク」の松田次生選手が、1999年のF3以来のマカオGP挑戦となりました。「F3ワールドカップ」には、最年少ドライバーとして「SUPER GT」に挑戦している宮田莉朋選手をはじめ、9名の日本人レーサーがエントリーしました。