ファーウェイ通信 第87回
運動の種類を自動判別、GPS内蔵でスマホいらず、睡眠の質向上もサポート!!
フィットネスにも役立つ本格派ウェアラブル端末「HUAWEI Band 3 Pro」レビュー!
2018年10月24日 14時00分更新
小型サイズなのに効率的なトレーニングが可能!
GPSも内蔵して、運動中にスマホの持ち歩きは不要
ここからはメインの機能となる、トレーニングでの使用シーンについて見ていこう。
HUAWEI Band 3 Proはマルチスポーツ対応が特徴となる。ランニング、ランニングマシン、ウォーキング、サイクリング、エアロバイク、水泳など8種類のスポーツモードを搭載している。また、日常の歩数や消費カロリーなども記録してくれ、Android/iOSに対応する純正スマホアプリ「Huawei Health」ではデータの確認ができる。本格的なトレーニングでなくても常時装着しておくだけで、ダイエットや健康管理に役立てることができるわけだ。
ポイントは水泳の記録が強化されたこと。6軸センサーを搭載することで、水泳姿勢を自動的に識別することが可能になったのだ。これにより、ターン数や距離、ストローク数、消費カロリーなどを正確に計測することができるようになった。
また、HUAWEI Band 3 Proでは、スイミングやゴルフの効率性を示す指標である「SWOLF」というスコアもわかる。これは、ある距離を泳ぐのに要した時間とストローク数の合計から算出されるスコアで、この値が低いほど、効率的に泳いでいることになる。SWOLFの変化を見れば自分の泳ぎが上達しているかがわかるため、効果的なトレーニングが可能になるわけだ。
GPSを内蔵し、移動ルートや距離などをHUAWEI Band 3 Pro単体で記録できることも大きな特長だ。小型軽量のウェアラブル端末の多くは、サイズやバッテリー駆動時間、コストの関係からGPSを搭載していないものが大半で、ランニングやサイクリング、散歩のルートを記録するにはスマホを同時に持ち歩くのが基本的に前提となっている(たとえばアームバンドで腕に取り付けるなど)。
しかし、本機であれば単体でGPSを搭載しているので、スマホを持ち歩く必要はなく、移動によって得た位置情報を運動終了後に自動的に転送してくれる。できるだけ身軽なスタイルで行ないたいトレーニングにおいて、この部分は大きい。しかも超低消費電力のGPSであるため、GPSオンでも連続で最大7時間の稼働が可能となっている。1回のトレーニングには十分な動作時間だと言えるだろう。
HUAWEI Band 3 Proは心拍センサーも搭載しており、心拍数を指標にして効率的な運動が可能だ。手元の数値を確認しながらトレーニングすれば、脂肪燃焼や有酸素運動など、目的に合った運動強度にリアルタイムで調節することもできる。HUAWEI Band 3 Proで記録したデータには心拍数の推移も含まれており、次のトレーニング計画にも役立てられる。
心拍数などのデータを見ながら運動の負荷をコントロール
さて、実際にトレーニングをしてみたが、手順はいたってシンプルだった。HUAWEI Band 3 Proのディスプレーを縦にスワイプし、「ワークアウト」のメニューからスポーツモードを選択。距離、時間、消費カロリーのいずれかの目標を設定してから、スタートさせるだけだ。
トレーニング中は、経過時間や距離、心拍数、ペースなどを手元の画面で確認できる。身体を動かしながらスマホの画面を見て、それらのデータを確認するのはある程度の集中力が必要なものだが、HUAWEI Band 3 Proは画面も大きく、カラー表示もパッと見てわかりやすい。サイクリングなどは、あまりよそ見をするわけにはいかないため、短時間で表示内容をサッと把握できるのはメリットだ。
面白いのは、設定した目標の50%に達すると、HUAWEI Band 3 Proがブルッと震えて知らせてくれることだ。また、目標を達成したときにも、同様にバイブで通知してくれる。明確なコースを定めずにランニングやサイクリングで出たケースでは、ちょうど50%に達した場所で引き返せば、目標を達成できるわけだ。
トレーニング後はHUAWEI Band 3 Proでも計測結果を確認できる。ただ、詳細まで確認したいときには、スマホの画面のほうが一覧性が高く便利だ。Huawei Healthアプリでは、GPSで記録した軌跡のほか、心拍数やペースのチャートなどを確認可能だ。
今回、HUAWEI Band 3 Proを装着して、ウォーキングやランニング、エアロバイクなどでの運動を実際に試したが、自然な装着感で、違和感をまったく感じないのが好印象だった。また、リアルタイムで心拍数などを確認しながらウォーキングをしていると、ついついペースを上げてみたくなる。飽きっぽくてトレーニングの習慣が長続きしないという人にもオススメと言えそうだ。
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