大幅強化でスキルの追加やClova Friends Dockでの家電コントロールが可能に!
可愛いだけじゃなく、使える相棒に進化したClova Friendsシリーズ
2018年10月29日 11時00分更新
次々と新たなスキルが追加され進化していくClova
次に、もうひとつの機能強化、スキルの追加について。
Clova Friendsシリーズに搭載されているAIアシスタントである「Clova」では、アラームや時報、天気予報、スケジューラーと連携してのスケジュールの読み上げ、外国語の翻訳といった実用的なものから、Wikiを利用してのちょっとした調べものや、LINE MUSICを利用した音楽の再生、おとぎ話の語りやなぞなぞなどのエンタメ利用まで、あらかじめ登録されているスキルでもかなり幅広く活用できるのだが、これらの機能に加えて、新しく公開されたスキルを、自分で選択して利用できるようになった。
自分のClova Friendsシリーズに新しいスキルを追加するには、「スキルストア」を利用する。LINE Clovaアプリの設定メニューから、「スキルストア」を選択すると、スキルストアにすでに登録されているスキルが一覧できる。気になるスキルを見つけたらタップしてみよう。そのスキルの説明と使い方の例(起動ワードや反応ワードなど)が表示される。
自分で利用したいスキルが見つかったら、スキル名の横にある「利用開始」をタップ。これだけでClova Friendsシリーズに起動ワードを話しかければ、新しいスキルが使える。
登録されているスキルは、10月17日の原稿執筆時点ですでに100種類以上あり、英語クイズや暗算テストなどの知的エンタメから販売店のセールやイベント情報、雨の音や波の音、フクロウの鳴き声を聞かせてくれる癒しスキル、育児補助スキルなど、実用系スキルまで幅広く取りそろえられており、さらに今後もスキルストアには逐次新スキルが追加されていくようだ。
私もいくつか新スキルを追加して遊んでみたが、中でもおススメのスキルを2つほど紹介しておこう。
「イングリッシュクイズ」
作者|KEN
英語で出されるヒントを基に、人物名や都道府県名などを答えるクイズ。出されるヒントがネイティブのかなり速い英語なので、ヒヤリングに長けていないとなかなかに難しい。3回出されるヒントで答えられればクリアー。全5問で何問正解が出せるかチャレンジする。大人でも楽しめるクイズだ。
「ゾンビのまち」
作者|VoiceApp Lab
Clovaから偶然つながった一人の少年のLINE通話。しかもその少年は、現在、ゾンビがはびこる町にひとり取り残されていると言う……。あなたのミッションは、通話を通してこの少年を救うこと!都度提示される選択肢を選んで、少年を導いていく。このスキルはLINEと連動しており、専用アカウントを友だち登録することで、少年が町を探索して手に入れた地図やメモなどのアイテムがLINEに送られてくる。それを見ながら次の行動のヒントにできるのだが、ゲームはリアルタイムで進行し、移動に5分かかる場所まで少年が移動するには、実時間で5分待たなければ次の行動を指示したり、その結果を知ることができないのだ。謎に包まれた緊迫のストーリーをリアルタイムで解き明かす謎解きボイスアドベンチャーゲームだ。
また、これは一般のユーザーにはちょっと敷居が高いかもしれないが、自分でオリジナルのスキルを開発することができるSDK「Clova Extentions Kit」も公開されている。アスキー読者の中には、プログラミングスキルを持った方もおられると思うので、ぜひオリジナルスキルの開発にチャレンジしてみてはいかがだろうか。
Clova Friends miniを選んで後悔なし!
個人的にClova Friends miniに関しては、かわいい見た目で、いかにもスマートスピーカーでございます、といった主張がないところが気に入っている。とはいえ、スマートスピーカーとしては、上位機のWAVEでできる家電コントロールができなかったのが唯一と言っていいウィークポイントだったのだが、Clova Friends Dockの発売でそれも解消された。
加えて、新スキルを追加できるという、進化する楽しみが増えた。今後、Clova向けのスキルを開発するパートナー企業やプログラマーが増えていけば、ますます便利になっていくのではないだろうか。
そしてもちろん、Clova Friendsシリーズならではのアドバンテージがあることも忘れちゃいけない。LINEでのメッセージ送受信や無料通話が可能な点だ。私がClova Friends miniを選んだ理由もこれがあったからにほかならない。
価格も安く、LINEの無料通話ができる初めて使うスマートスピーカーとしてClova Friends miniをチョイスした私だが、選んで正解だったと、今なら素直に思える。
(提供:LINE)
