上の写真に写っているのは、アスキーの編集部員である。左からミナミダ、ちゅーやん、ミズシマ。手に持っているのは、インペリアル・タバコ・ジャパンが販売するVAPEカテゴリーの「myblu」。ニコチン・タールは入っていないため、タバコとは別モノとなり、「リキット」と呼ばれるさまざまな味や香りの付いた液体を電気熱で気化させ、その蒸気を吸って楽しむ製品となる。
mybluが発表されたのは、今年の5月。6月より福岡のファミリーマートと公式オンラインショップで先行販売が開始され、2ヵ月で20万個を売り上げた。そして8月29日より、満を持して東京都、埼玉県、神奈川県、大阪府の「vape studio」での販売を開始している。
このmybluに対して、編集部内で興味を持っていたのが、この3人。「どんな味なんだろう」「ニオイは臭くないのかな」「使い方は簡単らしいけど」と話していたので、なら実際に試してみようではないかということになり、myblu本体と全フレーバーを用意し、吸い比べてみた。
部屋や服に臭いがつかない
使い方も簡単
吸い比べの結果の前に、mybluの特徴を紹介したい。私が考える1番のオススメポイントは、やはり服や部屋にニオイがつかないという点。タバコを吸うとどうしてもニオイが染みついたり、黄ばんでしまうため、私は自宅でタバコを吸う場合、ベランダや換気扇の下で吸うようにしている。mybluの場合であれば気にする必要がないため、仕事やゲームをしながらでも吸うことができる。mybluは充電しフレーバーがセットしてあれば、吸いたいときにいつでも吸える。ゲームしていたら吸えなくなっていた……というのがないのはうれしい。
そして、臭くないなけでなく、むしろいいニオイがするというのもポイント。もちろんフレーバーの種類によってニオイは異なり、個人にもよるだろうが、私はとくに「チェリークラッシュ」や「グリーンアップル」はいいニオイだなと感じる。タバコの臭いが苦手でも、mybluなら許してくれるという人も多いのではないかと思う(もちろん、最低限のマナーは必要だが)。
使い方が簡単なのも、mybluの魅力の1つ。付属のUSBチャージャーで充電が可能で、20分間の充電で約300回の吸引が可能(数強さなどによって個人差アリ)。充電が完了したら、好みのフレーバーを差すだけで、すぐに使用できる。1パックに2個のフレーバーが入っており、1つのフレーバーで約300回吸引できるため、かなり長持ちする。
コンパクトなサイズなため、シャツの内ポケットなどに入れて持ち運べる。ただし、たまにフレーバーの液がわずかだがもれるときがあるため、持ち運ぶ際はケースなどに入れたほうがいいかもしれない。
人気はミントとグリーンアップル!
フレーバー全8種吸い比べ
mybluのフレーバーは「グリーンアップル」「タバコ味」「マンゴーアプリコット」「アイスミント」「カフェラテ」「メンソール」「チェリークラッシュ」「タバコバニラ」が用意されている。
今回、この8種すべてをミナミダ、ちゅーやん、ミズシマが試し、勝手にランキングを付けてもらった。結果は以下の通り。
ミナミダ
まずはミナミダ。ニコチン・タールの入っていないmybluに興味を持ったという。興味を持った理由は、ほかの電子タバコより煙がたくさん出るので、ニコチン・タールが入っていなくとも吸った感があるのではないかと思ったからだという。「場所は選ぶけど、タバコが吸いづらい場所でも吸えるのはちょっといいよね」とのこと。
ミナミダがベスト1に選んだのが「グリーンアップル」。「タバコというよりは、煙のガムって感じかな。これはおいしい」と太鼓判を押した。逆に、タバコとタバコバニラは苦手だったようだ。普段紙のタバコを吸っているためか、「タバコ感はあまりないよね。紙のタバコを吸っていると余計そう思っちゃうかも」だそうだ。
ちゅーやん
続いてちゅーやん。VAPEカテゴリーの製品が気になっており、ちょうどよくmybluが登場したため、試してみたかったという。「ニコチン・タールが入っていない製品は初めてなので、どんな感じなのか気になる」とのことだ。
ちゅーやんがベスト1に選んだのは「マンゴーアプリコット」。「1番美味しいと思ったのはマンゴーアップルですね。でも、一番タバコを吸っている感じがしたのは、メンソールですかね。普段メンソール系のタバコを吸っている人であれば、余計タバコ感があるかも。うまくいけばこれで代用できる人もいるかもしれないですよ」とのこと。逆に「カフェラテ」は苦手だったようで「普段ブラックのアイスコーヒーを飲んでいるので、この甘い感じがダメでしたね。甘いカフェラテとかが好きな人は、美味しいと感じるかもしれないですね」だそうだ。
ミズシマ
普段、「Ploom TECH」を愛用しているミズシマ。mybluでニコチン・タールが入っている製品がなくてちょっぴりがっかりしていたが、この際mybluで禁煙できるのではないかと思っている。
ミズシマがベスト1にチョイスしたのは、「メンソール」。「メンソール系に限られるけど、これが一番タバコを吸った気になるかな。次に選んだミントもそうだけど、スッキリできるのが好きだね。グリーンアップルとマンゴーアプリコットは、スッキリかつほのかな甘さもあるから、バランスがいいよね。逆にガッツリ甘いカフェラテやタバコバニラはちょっと苦手かもしれない」とのこと。
好みのフレーバーを見つけて楽しもう!
3人の評価をみていると、mybluのフレーバーは、グリーンアップルやマンゴーアプリコットなど、スッキリさと甘さが一度に楽しめるものが人気だった。逆に3人とも甘さが引き立つものはあまり好まない傾向にあった。ただ、口をそろえて言っていたのが「甘いものが好きな人は、そっちのほうが好きかもしれない」ということ。ぜひ全種類試してみて、お気に入りのフレーバーをみつけてほしい。
また、3人の総評として紙のタバコからの置き換えというよりは、別の嗜好品として楽しむのに向いているという点。タバコの煙が苦手な人との飲み会だったり、自宅が禁煙で、自宅で作業しているときにどうしても口寂しくなったときなどにピッタリだ。とくにグリーンアップルやチェリークラッシュはタバコと違いむしろいいニオイなので、ニオイが嫌という人も少ないだろう。価格も2700円とリーズナブルなので、気になる方は1度試してみてほしい。
※本製品は20歳以上の方にご使用いただけます