CYCLOPS athlete gamingとスポンサーシップ契約
ALIENWAREが国内初となるプロゲーミングチームとのスポンサーシップを発表
2018年09月04日 22時20分更新
デルは9月4日に発表会を開催し、ゲーミングブランド「ALIENWARE」とe-Sportsチーム「CYCLOPS athlete gaming」とのスポンサーシップを発表した。e-Sportチームとのスポンサーシップは、ALIENWARE japanとしては初となる。
ユーザー目線からの活動に共感
世界と戦えるパートナー
発表会では、ALIENWARE マーケティング シニアマネージャーの柳澤 真吾氏が登壇。CYCLOPS athlete gamingとのスポンサーシップ契約に至った理由は、大きく3つあると語った。
1つ目は、CYCLOPS athlete gamingの運営元であるeスポーツコネクトが、ユーザー目線からの施策を実施しているという点。ALIENWAREは、オウンドメディア「ALIENWARE ZONE」を開設しているほか、秋葉原にフラッグシップ店「ALIENWARE STORE AKIBA x Dell Real Site」をオープンするなど、ユーザーのコミュニティーに近づける施策を実施してきたため、CYCLOPS athlete gamingの方針に共感したのだという。
2つ目は、世界と戦えるチームだという点。柳澤氏は「世界と戦うというのは、とても盛り上がります。世界を相手に戦って、大きなうねりを起こせるパートナーになってくれると感じました」と述べた。
3つ目は、CYCLOPS athlete gamingはマネージメントとしても成熟している点。柳澤氏は「彼らのチームとともに行動していくことで、ALIENWAREというブランドを伸ばしていきたい」と語った。
柳澤氏に続いて、eスポーツコネクト代表取締役の伊草 雅幸氏が登壇。伊草氏は今回のスポンサーシップについて「e-Sportsは、PCゲームが大半となっています。CYCLOPS athlete gamingは、設立当初から世界で活躍できるチームになることを大前提としています。その中で、(デルが)グローバルカンパニーというのも重要な要素で、今後はグローバルな視点での支援も期待したいです。ALIENWAREは、デザインがカッコイイというのが第一印象でした。これからは、ALIENWAREをもって選手が世界中を駆け巡り、ブランドに恥じないような活躍をしていきたいと思います」とコメントした。
さらに、CYCLOPS athlete gamingのたぬかな選手とキマリ=ロンゾ選手が登場。ALIENWAREについて、キマリ選手は「昔、祖父のビデオカードを搭載していないマシンでオンラインゲームに夢中になっていたのですが、スペック不足でまともに動かず、快適に遊べるマシンをさがしていたときに出会ったのがALIENWAREでした。そのときは、母親に3年間お願いし続けたのですが、結局買ってもらえませんでした。そんなブランドとスポンサーシップを結べたというのは、とても光栄だと思っています」と述べた。
たぬかな選手は「さっそくALIENWAREのノートパソコンを使っています。外でも鉄拳がスムーズに動くので、今後は海外の大会にも持っていき、練習をたくさんしたいです。女性でも持ち運べるサイズなので、とても助かっています」と語った。
今回の提携では、まず機材としてゲーミングパソコン「ALIENWARE AURORA」とゲーミングディスプレー「AW2518H」を15台ずつ提供。今後はゲーミングノートなども提供していくという。加えて、ユニフォームにALIENWAREのロゴを掲出するほか、プロモーション活動も実施していく予定だ。そのほか、提携を記念して、Twitterキャンペーンも実施。キャンペーンツイートをリツイートし、ALIENWARE japanとCYCLOPS athlete gamingをフォローした人の中から抽選でプレゼントが当たる。Twitterキャンペーンは9月4日17時ごろより開始予定。
エントリー向けでも高フレームレートのゲーミングディスプレー
発表会では、8月27日に発表されたばかりのゲーミングディスプレー「Dell Sシリーズ S2419HGF」(以下、S2419HGF)、「Dell Sシリーズ S2719DGF」(以下、S2419)が紹介された。
両機種とも応答速度1msにより入力遅延が小さく素早いゲームプレーが可能だ。AMDの画面同期技術「FreeSync」にも対応している。ディスプレーの向きや傾斜の変更、画面の回転、高さ調節が可能だ。
エントリー向けながら高フレームレートなのも特徴。24型のS2419HGFは144Hz、27型のS2719DGFは最大155Hz(オーバークロック済み)を実現している。解像度は、S2419HGFがフルHD(1920×1080ドット)、S2719DGFがWQHD(2560×1440ドット)となる。価格は、S2419HGFが3万1298円、S2719DGFが5万2898円。
ディスプレーのサポートについても紹介があった。同社のディスプレーは、標準で3年保証が付属。故障が発生した場合に先に良品を発送し、後日不良品を引き取る「翌営業日先出交換サービス保守」も実施している。加えて、パネルに輝点ピクセル欠陥が見つかった場合に無料で代替品に交換する「プレミアムパネル保証」も用意。こちらはデジタルハイエンドシリーズおよびプロフェッショナルシリーズ、AWシリーズが対象だが、新製品のS2419HGFとS2719DGFも適用される。
薄型ゲーミングノートパソコンGシリーズに17.3型が追加
15.6型のCore i9搭載モデルも
発表会では、8月21日に発表された17型ゲーミングノートパソコン「New Dell G3 17」(関連記事についても紹介があった。
Dell Gシリーズは、ゲームや写真・動画編集を想定したグラフィック重視のモデル。従来の13.3型、15.6型モデルに加えて17.3型のNew Dell G3 17を追加し、より広い層のユーザーに向けて展開していくという。ラインアップは「プレミアム・256GB PCIe SSD・GTX 1050搭載」モデル、「プラチナ・128GB PCIe SSD+1TB HDD・GTX 1050 Ti搭載」モデル、「プラチナ・256GB PCIe SSD+2TB HDD・GTX 1060搭載」モデル、「スプレマシー・256GB PCIe SSD+1TB HDD・GTX 1060搭載 VR」モデル。詳細は以下のとおり。
New Dell G3 17のラインアップ | |||
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モデル名 | プレミアム・256GB PCIe SSD・GTX 1050搭載 | プラチナ・128GB PCIe SSD+1TB HDD・GTX 1050 Ti搭載 | プラチナ・256GB PCIe SSD+2TB HDD・GTX 1060搭載 |
CPU | Core i5-8300H(2.3GHz) | Core i7-8750H(2.2GHz) | |
グラフィックス | GeForce GTX 1050(4GB GDDR5) | GeForce GTX 1050 Ti(4GB GDDR5) | GeForce GTX 1060(6GB GDDR5、Max-Qデザイン) |
メモリー | 8GB | 16GB | |
ストレージ | 256GB SSD(M.2 PCIe NVMe) | 128GB SSD(M.2 PCIe NVMe)+1TB HDD | 256GB SSD(M.2 PCIe NVMe)+2TB HDD |
ディスプレー | 17.3型(1920×1080ドット)、IPS液晶、ノングレア | ||
光学式ドライブ | ー | ||
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0 | ||
サイズ/重量 | およそ幅415.4×奥行279.2×高さ25mm/約3.27kg | ||
OS | Windows 10 Home(64bit) | ||
価格(送料込・税別) | 10万9980円 | 14万9980円 | 16万9980円 |
そのほか、15.6型の「New Dell G7 15」にノートパソコン最上位CPUであるCore i9-8950HKを搭載するモデルも追加した。
Dell G7 15のCore i9搭載モデル | |
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機種名 | Dell G7 15 |
モデル名 | スプレマシー・256GB PCIe SSD+1TB HDD・GTX 1060搭載 VR |
CPU | Core i9-8950HK(2.9GHz) |
グラフィックス | GeForce GTX 1060(6GB GDDR5、Max-Qデザイン) |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 256GB SSD(M.2 PCIe NVMe)+ 1TB HDD |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット)、IPS液晶、ノングレア |
光学式ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0 |
サイズ/重量 | およそ幅389×奥行274.7×高さ24.95/約2.86kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
価格(送料込・税別) | 21万1980円 |
デル ゲーミングビジネスデベロップメントマネージャーの大島 隆宏氏は、Dell Gシリーズについて「ALIENWAREは、ゲーミングパソコンの中でもハイエンドなブランドとして認知されていると考えています。というのも、スペック以外のあらゆる機能により、ほかのメーカーの同スペックのマシンより価格が高く見えてしまうからです。Dell Gシリーズは、これからパソコンでゲームを初めていこうかなという、コアゲーマーではないユーザーにも注目してもらえるブランドとして、今後も積極的に展開していきます」とコメントした。