札幌のビアガーデンは電子マネーでラクチン!
全自動の「キャッシュレス・ビールサーバー」も登場
北海道では短い夏を満喫するために、様々なイベントが企画されています。なかでも定番イベントとして風物詩ともなっているのが、札幌の大通り公園で開催される「さっぽろ大通ビアガーデン」です。
今年は7月20日から8月15日まで行なわれていた「さっぽろ大通ビアガーデン」は、座席数は約1万3000席と国内最大規模のビアガーデンで、国内の大小ビール会社が集まり、定番の銘柄からなかなか飲むことができないオリジナルテイストのビールを提供。フードメニューも豊富でビール党には聖地のようなイベントとなっています。
こういったイベント形式のビアガーデンで、意外とめんどうなのが支払いです。ここでは、伝票でテーブルごとに最後に精算するのではなく、購入時にそのつど精算するため、毎回おサイフから現金を出して、そのたびにに小銭のお釣りを財布に戻すのがかなりめんどう。そのため会場では多くのブースでチケット制を導入しており、窓口でチケットを購入して、メニュー会計窓口などでチケットと交換で商品を受け取ります。
このチケット購入時に便利なのが電子マネー。ちょっと酔いが回ってくると、おサイフからお金を出すのが億劫になりますし、ビールのジョッキなどを持つと手が濡れてしまうのでお金を触りたくないですよね。そんなときに電子マネーが使えれば、カードやスマートフォンで決済ができるのでラクチンです。
大通り公園の各チケット販売窓口では、エム・ピー・ソリューションの電子決済端末「KAZAPi」が導入されていて、Suicaを始めとする交通系やWAON、nanacoといった電子マネーサービスが利用可能です。チケットを注文したあと、ポケットからカードやスマートフォンを取り出してかざすだけでオーケー。お釣りなどの受け渡しも不要なのでスムーズです。筆者の場合、こういったイベントブースでの支払いは小銭を取り出すのがめんどうでお札でばかり払って、帰る頃には財布が小銭でパンパンといったこともよくあるので、電子マネーでの支払いのほうがうれしいです。また支払いでポイントなどを溜めているユーザーにもピッタリ。
さらにモバイルSuicaなどスマートフォンのモバイル決済なら、オンラインでチャージをする手段もあるので「もっと飲みたいのにお金が足りない!」という心配もありません。慌てて近くのATMを探して歩くといった手間も不要。さっぽろ大通ビアガーデンを満喫するためには、電子マネーサービスがベストマッチというわけです。
さらに今年は「さっぽろ大通ビアガーデン」とあわせて創成川公園 狸二条広場で開催されている「小樽ビールビアガーデン」にも電子マネーで決済できる窓口が登場。こちらはなんとビールの注ぎから支払いまで全自動の「キャッシュレス・ビールサーバー」となっています。
使い方はカンタンで、底面に特殊な加工がされた専用のグラスをマシンにセット。あとは電子マネーを端末にかざせばグラスやジョッキの底からビールが自動で注がれていきます。グラスのセットから注ぎ終わりまで十秒もかかりません。