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NASA最新探査機が打ち上げに成功、太陽への「最接近」目指す

2018年08月15日 07時55分更新

文● Erin Winick

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8月12日午前3時31分、フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から、米国航空宇宙局(NASA)が誇る最新型の宇宙探査機「パーカー・ソーラー・プローブ(Parker Solar Probe)」が打ち上げられた

パーカー・ソーラー・プローブは、約7年間にわたるミッションに従事し、現在までに航行したどの宇宙探査機よりも太陽に接近することになっている。これまでにないレベルで太陽を観測し、地球に最も近い恒星の振る舞いやその理由を解明する手掛かりを与えてくれるだろう。

探査機は、太陽表面から約630万キロほどの距離にまで接近し、史上最速の宇宙探査機として、最高時速は約69万キロに達する。太陽への最接近時には、探査機の表面温度は摂氏1400度近くまで上昇する。

太陽に関しては、まだまだ理解できていないことが多い。パーカー・ソーラー・プローブが収集したデータによって、科学者たちは人工衛星や宇宙飛行士の邪魔になる太陽風の発生源と性質のほか、「なぜコロナは非常に高温なのか」という長年議論されてきた謎について研究できるようになるだろう。

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