15.6型の見やすいディスプレーで、充電なしでも長時間駆動なのが魅力の15.6型ノートパソコン「dynabook AZ35/G」(関連記事)。試用機の主なスペックは、第8世代のCore i5-8250U(1.6GHz)、CPU内蔵のインテル UHD グラフィックス 620、8GBメモリー、256GB SSDという構成だ。今回は定番ベンチマークテストを実施し、dynabook AZ35/Gのパフォーマンスを検証してみた。
第8世代でパワーアップしたCore i5が魅力的
普段使いなら問題なし!
まずはマシン全体のパフォーマンスを測るべく、定番のベンチマークソフト「PCMark 8」と「PCMark 10」を用いて性能をチェックした。
総合系ベンチマークソフトのPCMark 8は通常作業などのパフォーマンスを計測するためのソフト。スコアは「Home Accelerated」が3209、「Creative Accelerated」が3329となった。「Home」の結果は、参考程度ではあるが、以前計測したCore i7-8550U搭載モデルより高スコアという結果だった。前世代のCoreプロセッサーと比べると、Core i5とはいえかなりパワーアップしているようだ。
PCMark 10はPCMark 8にあった各種ベンチマークテストを統合して計測できるベンチマークテスト。アプリ起動やブラウジングでの性能を測る「Essentials」、オフィス製品などでの性能を測る「Productivity」、画像や動画製作などの性能を測る「Digital Contents Creation」、それからゲーム関連の性能を測る「Gaming」4種類のチェックが可能だ。
スコアはEssentialsが7211、Productivityが5768、Digital Contents Creationが2777、Gamingが8011となった。
3Dグラフィックスのレンダリングなどのベンチマークテストが可能な「CINEBENCH R15」では、CPU性能などが計測できる。ベンチマークのスコアは下記のような結果となった。
グラフィックスAPIのOpenGLは44.33fps、CPU(マルチコア)の性能テストでは512cbという結果となった。CINEBENCH R15の結果をみても、やはりCPUのスペックが高いのがわかる。
dynabook AZ35/GのGPUはCPU内蔵のインテル UHD グラフィックス 620を採用しているため、ゲーミングパソコンのような3D性能を望めないが、どれくらいの性能なのか「3DMark」によるテストを実施した。スコアは「Fire Strike」が975、「Sky diver」が4128、「Time Spy」で384となった。CPU内蔵GPUのためあまり高くはないが、ちょっとした写真・動画編集やブラウザーゲーム程度であればこなせそうだ。
実際にゲームをしたらどのような結果になるのか、ゲーム系のベンチマークでdynabook AZ35/Gのパフォーマンスをみてみよう。まずは、ゲーム系のベンチマークでも低負荷な部類に入る「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.51」。dynabook AZ35/Gのディスプレーは1366×768ドットのため、この解像度で計測したところ、標準品質で「とても快適」、最高品質でも快適という結果になった。
ドラクエベンチと比べると高めの負荷となる「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮の解放者」ベンチマークは、1360×768ドットで計測した。こちらのベンチマークでも、解像度が低い分、高いスコアを記録している。さすがに最高品質では設定変更を推奨されたが、高品質でも快適に遊べるのはうれしいところだ。
1366×768ドットあれば、ウェブブラウジングなど普段作業で困るときほとんどないので、フルHD以上でなければ嫌だという人でなければ、dynabook AZ35/Gは十分快適に使用できるマシンだ。なんといっても、このスペックで充電なしで長時間使えるというのがメリット。持ち歩くには少し重量があるが、普段使いのパソコンとして検討してみるのもいいだろう。
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東芝製ノート共通の注目ポイントとして紹介しておきたいのが、その価格。dynabook AZ35/Gの場合、東芝ダイレクトの直販価格は13万1760円からなのだが、Room1048会員(東芝ID)価格は5万8104円(7月5日現在)からとなっている。Core i5、8GBメモリー、256GB SSD搭載モデルも7万1496円引きで8万5104円(7月5日現在)からだ。
このほかの東芝製ノートもかなりお得な価格になっているため、ノートPCの購入を考えている方は、とりあえずRoom1048/東芝ID会員(無料)になることを強くオススメしたい!
試用機の主なスペック | |
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機種名 | dynabook AZ35/G |
CPU | Core i5-8250Uプロセッサー(1.60GHz、4コア/8スレッド) |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620(CPU内蔵) |
メモリー | PC4-19200(DDR4-2400)対応SDRAM 8GB(8GB×1) |
ストレージ | 256GB SSD(Serial ATA対応) |
ディスプレー | 15.6型(1366×768ドット)、ノングレア |
ディスクドライブ | DVDスーパーマルチドライ |
サウンド | インテル ハイ・デフィニション・オーディオ準拠ステレオスピーカー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac) |
インターフェース | USB 3.0端子×4、SDカードリーダー、マイク入力/ヘッドホン出力端子、HDMI出力端子、D-sub 15ピン |
サイズ | およそ幅379×奥行257.98×高さ16.9~23.9mm |
重量 | 約2.3kg(バッテリー含む) |
OS | Windows 10 Home 64bit |