今年4月にソフトバンク傘下に入ったLINEモバイルは、今日2日からソフトバンク回線を利用したサービスを開始するとともに、月額300円から利用できる「スマホ代 月300円キャンペーン」を開始する。
都内で開催した発表会ではLINEモバイルの嘉戸彩乃代表取締役社長が登壇し、「LINEモバイル3つの宣言をします。ひとつはマルチキャリア、そして格安スマホ最速チャレンジ、スマホそのままです」と発表。マルチキャリアに関してはドコモとソフトバンク回線から選べるようになったこと、ソフトバンク回線ではデータフリー(旧名称カウントフリー、LINE・Twitter・Facebook・Instagramの利用時に通信量を消費しない)を用意するとともに、シンプルでわかりやすいプランを用意したと語った。なお、ソフトバンク回線のデータフリーは今秋からスタート予定のため、後述するデータ容量2倍キャンペーンが用意される。
ソフトバンク回線を契約した場合の利用可能端末だが、ソフトバンクで購入したiPhone 5s以降と、2018年に発売したiPadはSIMロック解除ナシでもそのまま使える(それ以外はSIMロック解除が必要)。またソフトバンクのAndroid端末は「HTC U11」(601HT)と「DIGNO G」(602KC)、そして2017年8月以降に発売された端末はSIMロック解除なしで利用可能で、それ以前に発売された端末はSIMロック解除が必要になる。なお、ドコモとauのスマホはすべてSIMロック解除が必要だ。
格安スマホ最速チャレンジでは「ユーザーのLINEモバイルに対するネガティブ要素は1位が電波が繋がりにくそう、2位は通信速度が遅そうという、どちらも通信に関するもの。その不安を取り除くべく、弊社サイトで通信テストを常に弊社サイト公開し、速度が月に一度でも1Mbpsを下回ったらソフトバンク回線契約ユーザー全員に1GBをプレゼントします!」と嘉戸社長。これは、今後「格安スマホ最速チャレンジキャンペーン」として実施される予定だ。
そして3つめのスマホそのまま。これは、「スマホそのままコンシェルジュ」としてユーザーが気軽に相談できる窓口を増やして行くもので、現在全国に69店舗あるLINEモバイルの即日開通可能店舗を今夏中に100店舗まで増やすという。
また、7月3日から8月31日までの期間限定で、音声通話SIMを契約し利用開始することで、月額基本利用料が6ヵ月間900円引きになる「スマホ代 月300円キャンペーン」を行なう。たとえばLINEフリープランの場合、月額基本料が1200円(税抜)だがキャンペーン適用後は月額300円で利用できる。
もうひとつ、ソフトバンク回線用の「データ容量2倍キャンペーン」も今日から8月31日まで実施する。キャンペーン期間内にソフトバンク回線を契約、もしくはドコモ回線から契約変更した場合、7月と8月のデータ容量が倍になる。
嘉戸社長は「月300円と、小学生のお小遣いでも始められるプランです」とキャンペーンへの意気込みを見せた。
最後にCMキャラクターを務める女優ののんさんが登場しエールを送った。LINEのCMに出てからは「いろんな人にCM見たよと声をかけられるようになった」とのんさん。月300円のキャンペーンに関して、300円で何を買うかという質問には「今、のんシガレッツというバンドをやっているのでギターピックを3つ買います」と答えて会場の笑いを誘った。
今後放送される新CMにも登場するというのんさんは、「次のCMもきっといいものになると思うので、楽しみにしていてください」と締めた。