さとうなおきの「週刊アジュール」 第44回

Visual Studio Team ServicesのUI刷新

Azure Blob Storageに「不変ストレージ」が登場

Azure Data Factory：イベントトリガー

　Azure Data Factoryは、データ統合サービスです。

　今回、（Azure Blob StorageへのBlobの作成といった）外部のイベントをきっかけにしてAzure Data Factoryパイプラインを実行できる、イベントトリガーがサポートされました。

　詳細は、ブログポスト「Event trigger based data integration with Azure Data Factory」、ドキュメントをご覧ください。

Azure Data Factoryパイプラインでのイベントトリガーの作成

Azure IoT Central：Azure Mapsとの統合

　Azure IoT Centralは、IoTデバイスを接続、監視、管理するためのフルマネージドのSaaSソリューションです。

　Azure Mapsは、地図、検索、ルート検索、交通量などのAPIを提供する地理空間サービスです。

　Azure IoT Centralが、Azure Mapsを活用した地理空間機能を提供するようになりました。

　詳細は、ブログポスト「Location and Maps in Azure IoT Central powered by Azure Maps」をご覧ください。

Azure Mapsと統合されたAzure IoT Central

Azure App Service：TLS 1.2、Maven Plugin

　Azure App Serviceは、Webアプリ、Web API、モバイルバックエンドをホストするためサービスです。

　今月、Azure App Serviceで、TLSバージョンの構成の問題が解消されていました。

　6月30日以降、Azure App Serviceで新規作成されるアプリケーションでは、既定でTLS 1.0、1.1が無効化され、TLS 1.2だけが有効化されます。

　詳細は、更新情報「New App Service apps deployed with TLS 1.2 by default from June 30」、ドキュメントをご覧ください。

Azure Portalでの、Azure App ServiceのTLS構成

　Maven Plugin for Azure App Serviceは、MavenプロジェクトからAzure App Serviceへのデプロイを可能にします。

　3月に、LinuxベースのApp Service on Linuxのランタイムスタックとして、OpenJDK 8、Tomcat 8.5、9.0スタックのサポートが、パブリックプレビューになっていました。

　今回、Maven Plugin for Azure App Serviceが、App Service on Linux上のTomcatへのデプロイをサポートしました。

　詳細は、ブログポスト「Maven: Deploy Java Apps to Azure with Tomcat on Linux」をご覧ください。

Maven Plugin for Azure App ServiceからApp Service on Linuxへのデプロイ

Azure API Management：6月19日のリリースノート

　Azure API Managementは、既存のAPIに対するAPIゲートウェイのサービスです。

　5月31日のリリースノートに続いて、Azure API Managementの6月19日のリリースノートが公開されました。いくつかの新機能や修正があります。

　詳細は、ブログポスト「Azure API Management release notes – June 19, 2018」をご覧ください。