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さとうなおきの「週刊アジュール」 第25回

Translator Text APIでテキストデータの保存を行わない方針に

オンプレ版100%互換の「Azure SQL Database Managed Instance」が利用可能に

2018年03月16日 14時00分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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Azure SQL Database:ゾーン冗長構成のプレビュー

 これまで、Azure SQL DatabaseのPremiumレベルの単一データ、エラスティックプールは、1つのAzureリージョン内の1つのデータセンター内に、1つのプライマリレプリカと2つ以上のセカンダリレプリカを持つことで、高可用性を実現していました

 今回、Premiumレベルの単一データ、エラスティックプールで、ゾーン冗長構成のプレビューが始まりました。

 このゾーン冗長構成は、2017年9月にプレビューが始まっていた、Azureリージョン内で複数の可用性ゾーン(アベイラビリティゾーン、AZ)を提供する「Azure Availability Zones」を使って、レプリカを複数の可用性ゾーンに配置します。

 詳細は、ブログポスト「Azure SQL Database now offers zone redundant Premium databases and elastic pools」ドキュメント(最新情報は英語ページを参照)をご覧ください。

Azure SQL Databaseのゾーン冗長構成

Azure SQL Database:「データの検出と分類」のプレビュー

 データベース内のデータの検出、分類、ラベル付け、保護を行う、Azure SQL Databaseの「データの検出と分類」のパブリックプレビューが始まりました。

 オンプレミスのSQL Server向けには、同等の機能として、SQL Server Management Studio(SSMS)を使う「SQLデータの検出と分類」が提供されています

 詳細は、ブログポスト「Introducing SQL Information Protection for Azure SQL Database and on-premises SQL Server!」ドキュメントをご覧ください。

Azure SQL Databaseの「データの検出と分類」

Azure Database for MySQL/PostgreSQL:数週間以内にGA予定

 Azure Database for MySQLAzure Database for PostgreSQLは、MySQL、PostgreSQLベースのリレーショナルデータベースサービスです。Azure Database for MySQL/PostgreSQLは、現在プレビュー中です。

 今回、Azure Database for MySQL/PostgreSQLが、数週間以内にGA(一般提供)になる予定であることが発表されました。

 詳細は、ブログポスト「Making Azure the best place for all your applications and data」をご覧ください。

Azure App Service:App Service on Linuxのランタイムスタックの追加

 Azure App Serviceは、Webアプリ、Web API、モバイルバックエンドをホストするためサービスです。

 今回、LinuxベースのApp Service on Linuxのランタイムスタックとして、次のスタックのサポートが追加されました。

  • OpenJDK 8、Tomcat 8.5、9.0(パブリックプレビュー)
  • Node.js 9.4、8.9、8.8、8.2
  • PHP 7.2

 詳細は、ブログポスト「Making Azure the best place for all your applications and data」「Public preview of Java on App Service, built-in support for Tomcat and OpenJDK」「Major Version Updates to Node and PHP on App Service on Linux」をご覧ください。

Azure App Service on Linuxのランタイムスタック

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