さとうなおきの「週刊アジュール」 第43回
Blob Storageのライフサイクル管理機能が利用可能に
マネージドKubernetesサービス「AKS」がGA
2018年06月26日 09時00分更新
こんにちは、さとうなおきです。今回の「週刊アジュール」では、2018年6月10日~16日の1週間に発表されたMicrosoft Azureの新機能から、筆者の独断と偏見で選んだトピックについて紹介していきます。
Azure Kubernetes Service(AKS)がGA
Azure Kubernetes Service(AKS)は、マネージドKubernetesサービスです。
5月に開催されたBuild 2018カンファレンスで、旧称の「Azure Container Service(AKS)」から「Azure Kubernetes Service(AKS)」に改名されていました。
今回、Azure Kubernetes Service(AKS)がGA(一般提供)になりました。
Azure Kubernetes Service(AKS)がサポートされるAzureリージョンも拡張され、現時点では10リージョンで利用可能です。東日本/西日本リージョンは現時点ではサポートされていませんが、数カ月以内にさらに10リージョンがサポートされる予定です。
Azure Kubernetes Service(AKS)によるクラスター管理は、無料です。Azure Kubernetes Service(AKS)クラスターによって作成されたノードに対しては、VMの料金が発生し、VMのSLAが保証されます。
Azure Kubernetes Service(AKS)で、Azure Active Directory(Azure AD)統合とRBAC(ロールベースのアクセス制御)のサポートがプレビューになりました。
Azure Kubernetes Service(AKS)クラスターの既存の仮想ネットワークへのデプロイがサポートされました。
詳細は、ブログポスト「Azure Kubernetes Service (AKS) の一般提供 – 提供範囲と機能を追加して生産性を向上」をご覧ください。
Azure Container Instances:YAMLでのコンテナーグループのデプロイ
Azure Container Instancesは、クラスターの管理なしにコンテナーを実行できるサービスです。
5月に、Azure Container InstancesはGAになっていました。
今回、Azure Container Instancesの6月のアップデートがリリースされました。
Azure Container Instancesのコンテナーグループは、複数のコンテナーを同じホスト上に配置するために、複数のコンテナーをグループ化します。サイドカーパターンを使いたい時に、コンテナーグループを活用できます。
これまで、Azure Resource Manager(ARM)テンプレートを使って、コンテナーグループをデプロイできました。今回、単純なYAMLファイルを使って、コンテナーグループをデプロイできるようになりました。
他に、次の新機能もあります。
- 環境変数としてのシークレットの受け渡し
- コンテナーの正常動作を確認するためのliveness probeの設定
- Azure Log Analyticsのコンテナーログのクエリ
詳細は、更新情報「Azure Container Instances: June updates」をご覧ください。
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