JEITA(電子情報技術産業協会)が民生用電子機器の5月の国内出荷統計を発表した。
その中で、前年同期比で突出して高い数値(出荷台数)の機器がある。50V型以上の大画面テレビだ。前年同期比152.9%となっている。
4Kテレビが全盛の現在、テレビメーカーの認識では50V型だともはや中くらいのサイズであり、大画面というと60V型以上となるが、さらに巨大な65V型のテレビも20万円以下で買えるようになってきた。
型落ちなら国内メーカーも
20万円を切る65V型巨大4Kテレビ
たとえば、ハイセンスが6月に発売した4K液晶テレビ「65A6500」は、量販店で約18万円という価格。
液晶はVAパネルを採用し、直下型バックライトを搭載(部分駆動ナシ)。HDR対応でネット動画の視聴も可能だ。
また、LGエレクトロニクスが4月に発売した4K液晶テレビ「65UK7500PJA」は量販店で19万円前後、最安値ベースだと約16万円で買える。
こちらはIPSパネルを採用し、部分駆動対応のエッジ型バックライトを搭載。HDRに対応しており、ネット動画などをよりあざやかな画質で視聴できる。
パネル上に微粒子を敷き詰める独自技術「TruNano Display」により自然な色を再現できるほか、テレビのスピーカーだけで上方向の音も再現する「DTS Virtual:X」に対応するなど低価格ながらも多機能だ。
国内メーカーの製品だと、2017年モデル(生産終了)になるがパナソニックの「VIERA TH-65EX780」が20万円前後で売られている。
VAパネルに部分駆動対応バックライトの組み合わせで、映像を部分ごとに解析して処理する「ヘキサクロマドライブ」など、同社の高画質技術が盛り込まれている。
HDRに対応するほか、チューナーを3つ搭載しており、外付けUSB HDDに対して2番組の同時録画も可能だ。