6月14日、アドワールは「【映像編集者向け】予算別!ノートPCスペック比較・検証イベント」を都内で開催した。
アドワールは映像クリエイター向けサービス「Vook」を展開しており、その一環として、映像クリエイターがPCを選ぶとした場合、どういった部分に注目すればいいのか、使用するアプリケーションごとでの負荷の違いなどを検証するイベントを実施した形だ。
ゲスト及び司会、ベンチマーカーを担当したのはASCII.jpにも登場したことのある岡田太一氏。「ベンチマークスコアを見て、ウフフする会をするからおいでよ」との打診があったので、今回は同イベントをレポートしつつ、ベンチマーク結果を見ていこう。
なお岡田太一氏は総額200万円で自作PCを組んだのを覚えている読者もいるだろう。
イベント会場にはマウスコンピューターの協力により、5台のノートPCが用意されていた。エントリーモデルから、クリエイター向けモデルが設置されており、実際にアプリケーションを操作したり、担当者に相談できたほか、すぐに比較できるため、どのグレードがいいのかの検討もしやすいものだった。
展示されていたマウスコンピューター製ノートPCは以下の通り。
展示されていたノートPC | ||||||
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LuvBook LB-J322 m-Book F556BD-S2 DAIV-NG4500M1-SH5-CS MousePro-NB991Z-SSD DAIV-NG7620M2-M2S10 |
岡田氏司会によるトークセッションでは、計測に使用したベンチマークやプロジェクトファイルの狙いとともに、展示モデルおよび計測したPCの値を見つつ、用途に合ったPCを検討できるまでの流れとなった。使用されたベンチマークソフトとアプリケーションは以下の通り。
ベンチマークソフトとアプリケーション | ||||||
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CINEBENCH R15 CrystalDiskMark 6.0.0 Vray Bench 1.0.8 After Effects 2018 (15.1.1) Premiere Pro 2018 (12.1.1) Davinci Resolve 14 |
ベンチマークとしてプロジェクトファイルや特定の素材を使用しているが、これらは後日Vook Team Blogに手順とともに掲載されるそうだ。
またレギュレーションついても詳しく記載される予定であるため、担当編集曰く「ASCIIも参加したいな」とのこと。
定番のベンチマークはCINEBENCH、CrystalDiskMark、Vray Bernch。またAfter Effects、Premiere Pro、Davinci Resolveについては動画向けアプリケーションだが、これにベンチマークとして作成したプロジェクトを読み込んで、処理完了までの時間やフレームレートをチェックする。
ベンチマーク計測したPCは、上記のマウスコンピューター製ノートPCのほか、岡田氏の作業用自作PC「Kurzweil」とスタッフ私物の「MacBook Pro Late 2016(15インチ)」、MSI「GS65-8RF」も含まれている。
なおMSI「GS65-8RF」については、所有者のお仕事の関係ですべてのベンチマークを実行できていない状態だった。ちなみに計測時の室温は、26~28度だった。