ノングレアディスプレーで集中してゲームできる、インターフェースにも工夫が
新筐体でより持ち運びやすくゲームしやすくなった15.6型ノートPC
2018年06月17日 10時00分更新
サードウェーブが展開するゲーミングブランドGALLERIA。デスクトップだけでなく、ノーパソコンも新型筐体のモデルが登場した。15.6型の「GALLERIA GCF1060GF-E」だ。今回は、GALLERIA GCF1060GF-Eの外観を中心にチェックしていく。
GALLERIA GCF1060GF-Eのディスプレーは、IPSパネルを採用し解像度は1920×1080ドット。ノングレアで写り込みが目立ちにくい仕様となっている。ゲーミングノートではディスプレーの向きを固定して使用する場合が多く、スマートフォンのように光沢のあるディスプレーだと室内の照明が写り込んだり、後ろにある本棚が気になったりとゲームに集中しにくくなりがち。その点をノングレアでカバーしているわけだ。
サイズはおよそ幅360×奥行245×高さ27mm(最薄部は19mm)で、重量約2kg。比較的軽めで、同一施設内の移動や友人宅までの運搬程度ならば苦になりにくい。またバッテリー駆動時間はカタログスペックで約4.6時間。どうしても回避できないイベントがあるときにはバッテリー動作でもなんとかなる程度。どちらかいえば、急に電源が抜けてしまったときの保険といった認識が正解だ。
インターフェースをみてこう。左右と背部に用意されており、左側面に有線LAN端子、USB 2.0端子、ヘッドフォン端子、マイク端子がある。右側面にはUBS 3.0端子×2、SDカードスロット。背面にminiDisplayPort×2、HDMI端子、USB 3.0(Type-C)端子と分散されているため、マウスを接続する場合でも外部ディスプレーを使用する場合にしても邪魔になりにくい。またワイヤレスは、IEEE802.11 ac/a/b/g/n、Bluetoothに対応(Bluetoothについてはバージョン非公開)。
キーボードはフルサイズで、押下圧60g±10、ストローク2.85mmの光学式スイッチを採用している。変則的なキーレイアウトは少なめ。打鍵感はやや独特で、メカニカル式のような雰囲気を演出するためか、入力するとカチっとわかりやすい音がする。押下はこのギミックのために少し重くなるため、確実に入力したかどうかがフィードバックで分かる人に向く。なるべく軽いタッチが好みであれば、GALLERIA GCF1060GFのキーボードのほうがいいだろう。
冷却仕様もみていこう。底部から吸気し、左右と背部から排気するため、周辺にモノを置いておくと冷却性能が低下しがちであるほか、絨毯のうえなど柔軟に凹凸するところに設置する場合も冷却性能に影響が出てしまう。ファンの駆動音はやや大きいが、ゲーム中はだいたいヘッドフォンであるケースが多いので、あまり気にする必要はないだろう。またアプリケーションでの制御もできるので、このあたりはプレー環境に合わせて設定を詰めるといい。
また、冷却ファンを高速回転させるファンブースト機能が用意されており、キーボード上部のスイッチを押すと爆音冷却状態にシフトする。元々の冷却性能が良好であるため、このスイッチの出番はあまりない。ファンブースト機能をオンにしたままだと音はかなり大きいため、ノートパソコン用の冷却台を使用するのもありだ。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | GALLERIA GCF1060GF-E |
CPU | Core i7-8750H(2.2GHz) |
グラフィックス | GeForce GTX 1060(6GB GDDR5) |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 250GB SSD(M.2、AHCI接続)、1TB HDD |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット) |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n) |
インターフェース | USB 2.0端子、USB 3.0端子×2、USB 3.0(Type-C)端子、HDMI端子、Mini-DisplayPort×2、マイク入力、ヘッドフォン出力、有線LAN端子、SDカードスロット |
サイズ/重量 | およそ幅360×奥行245×高さ27mm/約2.0kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
価格 | 17万2778円から(6月11日現在) |