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第8世代CPU搭載機に14型ディスプレーモデル追加

【本日発売】働き方改革にも利く、新「レッツノート SV7」のすべて

2018年06月15日 09時00分更新

文● ASCII

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軽量化と長時間駆動のバランスを得るため、細かく調整

 光学式ドライブを装備しながら、重量は1.25kgと従来機のLX6シリーズよりも25gほど軽くなっている(SSD/バッテリーパック(S)搭載モデル)。キーボード面の素材を厚さ0.8mmの樹脂から0.45mmのマグネシウム合金製に変え、さらにマグネシウム合金製の底面も0.5㎜から0.4mmに薄型化したほか、さらにHDD交換など拡張性を維持するために取り入れてた補強材を一部削った。

 筐体素材の変更を通じて50gほどの軽量化が図れたそうだが、搭載するバッテリー容量も増やしており、駆動時間に関してはLX6の10時間から13時間と30%も伸びている。

軽量化のポイント

肉抜きによって軽量化した光学式ドライブ

ボトムケース

トップケース

従来機種LXとの比較、HDDを取り外すことを想定して補強したリブをなくすことで軽量化している

 ちなみに、バッテリーパック自体の重量はLX6と比べて100g程度も軽量化している。バッテリーパック(S)のセル数は3つから4つに増加。3セルの直列から2セル×2の並列になるため電圧が10.8Vか7.1Vに下がっているが、バッテリー制御の調整によって問題なく動作するよう配慮されている。バッテリーパック(L)のセル数は6つで、2セル×3の並列になるため、1.5倍ほど駆動時間が増す計算になる。

SV7とLV7は同じバッテリーパックを利用できる

 すでに述べたように、SV7と共通化されているが、液晶パネルのサイズの違いによって、SV7の約21時間/14時間に対して、約19.5時間/13時間に若干駆動時間が制限される。

放熱機構

第8世代のCore iシリーズを搭載するため強化した冷却部

 ちなみに筐体に関しては、光学式ドライブが不要な企業に向け、一体型のボトムケースも選べるようにする計画だという。工場での生産時にはまず一体型のケースを製造。ドライブ用の取付口は後から別途空ける形だ。

SV7の特徴を継承しつつ、レッツノートらしさを追求

 キーボードに関してもSV7と同等で、上下ともにキーピッチは19㎜、ストロークは2㎜と余裕のあるサイズ。レイアウト上、妥協するメーカーも多い右下キーに関しても均等ピッチにこだわっている。カーソルキーは独立したもので、片手で右下のFn+BackSpaceを押すだけで「Ctrl+Alt+Del」が呼び出せたり、円形ホイールパッドなどパナソニックならではの機能も取り入れている。

従来機種のLXシリーズとのキーボード比較

 またビデオ会議などが増えている点を考慮し、スピーカーについても再設計。出力を2倍にして、本体だけでも会話を聞き取りやすくしたという。

 SSDに関してはPCIe接続の選択も可能。ウェブ直販モデルのカスタマイズでは最大1TB(7万5000円)の選択が可能となった。ほかにWindows Helloの顔認証やUSB 3.0より約8倍高速とするThunerbolt 3の高速転送も特徴となる。USB Power Deliveryに加え、複数ディスプレーなどの周辺機器をひとつにまとめられる。

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