米フェイスブックは6月12日(現地時間)、広告経由のショッピングに対する評価ツールを全世界で運用開始すると発表した。
新ツールは「広告のアクティビティ」タブに用意され、最近クリックした広告一覧からフィードバックを残すことが可能。簡単なアンケートで、広告経由のショッピングについてのフィードバックを収集する。
評価が低い企業とはフィードバックを直接共有するほか、顧客満足度向上のためのアドバイスを提供するなどして、サービス改善を促すという。フィードバックによるサービス改善が見られない場合は広告配信量が減らされ、なおも改善がない場合は広告主が追放されるとしている。
同社は広告からのショッピングでトラブルが発生した場合、Facebook自体のイメージに悪影響を及ぼすと指摘。実際に広告経由のショッピングをしたユーザーと対話を実施したところ「不正確な配送時間を表示する広告」「商品を偽っている広告」という2点に対して、大きな不満が寄せられたという。
新ツールはこうした不満やそのほか共通の問題を解消し、ビジネスとより多くの人々を結びつけることを目的で用意されたという。同社では新ツールの効果について「正確な配送スケジュールや、透明性の高い返品ポリシーの提供が期待される」とコメントしている。