デルは、法人向けPCポートフォリオによるソリューションを発表した。
同社は「Dell Data Guardian」に、組織の既存データ分類構造のサポートを追加。これにより、企業ネットワークを越えた強制と制御が可能になるという。標準的なOfficeファイルやPDFなど一般的に使用されるファイルのほか、社内の独自アプリケーションを含むさまざまなタイプのファイルの保護を提供するとのこと。
企業・組織は、ITエコシステム内外のアクセス権限の設定、追加レベルのセキュリティーを提供するオンスクリーンウォーターマークの追加、ファイルの使用と共有まで拡大された制御の実現によって最も重要なファイルを保護できるとしている。
「Dell Encryption」は、保管中データ向けのソリューション。新たにファイルベース暗号化、フルディスク暗号化、またはデュアル暗号化ソリューション向けに両方の暗号化を選択できるようになっている。
「Dell Encryption Personalエディション」は、National Information Assurance Partnership(NIAP)を通じてNational Security Systemsでの使用が認められた、OEMからのファイルベース暗号化ソリューションとのこと。
「Dell Precision 7730/7530」モバイルワークステーションは、VRに対応している。第8世代インテルCoreおよびXeonプロセッサー、NVIDIA Quadroプロフェッショナルグラフィックス、3200MHz SuperSpeedメモリー、128GBのメモリーを搭載し、高いパフォーマンスを提供するという。どちらのモバイルワークステーションも、AIや機械学習テクノロジーなどの複雑なワークロードを処理するためのテクノロジーを搭載し、モバイルワークステーションでは最大となる8TBのストレージ容量に対応できるという。
15インチ2-in-1モバイルワークステーション「Dell Precision 5530 2-in-1」は、柔軟な360度ヒンジにより、タッチ操作やタッチペンのサポートなど、複数の操作モードに対応。「InfinityEdge 4K Ultra HD」次世代ディスプレーは、忠実度の高い画面表示を実現するとのこと。「Dell Premium Pen」は、筆圧レベル4096段階、チルト機能、低レイテンシーによって、紙へのスケッチにできる限り近いエクスペリエンスを提供するという。MagLev(磁気浮上)キーボードのデザインは、キーボードショートカットのため、打鍵感を損なうことなくキーボードを薄くしているという。「GORE Thermal Insulation」がワークステーションクラスのパフォーマンスを提供しながら、システムを低温に保つとしている。
15インチモバイルワークステーション「Dell Precision 5530」は、最高でNVIDIA Quadro P2000の次世代プロフェッショナルグラフィックスをサポートする。最大32GBのメモリーにより、重いワークロードも迅速かつ容易に処理できるという。
15インチの「Dell Precision 3530」モバイルワークステーションはカスタマイズに対応。第8世代インテルCoreおよび次世代Xeonプロセッサーと最高2666MHzのメモリーを搭載し、PCと同等の価格でワークステーションクラスの処理能力を提供するとしている。HDMI 2.0経由で、外部モニターへ毎秒60フレームの4Kビデオ出力に対応している。
ノートPCと2-in-1をそろえるDell Latitudeは、外出時に小型PCの処理能力を必要とする人々向けに設計している。「Dell Latitude 5491/5591」のシャーシは、過去3世代との比較で30%の小型化を実現。これらの新製品は最長19時間のバッテリーをうたう。第8世代インテルCorei5/i7 vProプロセッサー(Hシリーズ)、最大32GBのメモリー、NVIDIAグラフィックスを搭載し、オプションとしてThunderbolt 3に対応し、ハードドライブとPCIe接続SSDのストレージオプションを用意している。
同社は、「OptiPlex All-in-One(AIO)」の新ファミリーも発表。第8世代インテルCore vProプロセッサー、32GBのDDR4メモリー、Intel Optaneメモリーをオプションで搭載可能。ポップアップ式のウェブカメラはビデオコラボレーションを向上させ、フルHDまたは赤外線カメラはWindows Helloサインオンのサポートとビデオ通話を可能にしているという。
新規ラインアップに含まれる「OptiPlex 7760 AIO」は、27インチフレームレス・ディスプレーを搭載。HDRおよび広色域sRGB対応の非光沢4K Ultra HDとフルHD IPSのオプションがあり、タッチディスプレー、次世代ディスクリートグラフィックス、最長3.5メートルの距離の音声を拾うクアッドマイクアレイも搭載している。
「OptiPlex 7460 AIO」は、23.8インチ・フレームレスディスプレーを搭載し、フットプリントを全体的に小型化すると同時にエッジツーエッジのフルHD IPSディスプレーテクノロジーと多くのポーションオプションによって、スペースを最適化するという。
「OptiPlex 5260 AIO」は、21.5インチディスプレーを搭載し、オプションとして生産性向上のための10ポイントマルチタッチディスプレーに対応している。
同社は第8世代インテルCoreプロセッサーと、最大で64GBのDDR4メモリーを搭載した、OptiPlexタワー、小型フォームファクタ、マイクロデスクトップも発表。「OptiPlex XE3」はタワーと小型フォームファクタを用意。エンタープライズクラスのパフォーマンスを備えているというデスクトップとのこと。
「OptiPlex 7060/5060」はタワー、小型フォームファクタ、マイクロデスクトップを用意。SSDとHDDのオプションと、AMDまたはNVIDIAデュアルグラフィックスを備え、最大3台のディスプレーを同時に駆動できる。
同社はPシリーズディスプレーも発表。薄いパネルプロファイル、小型のベース、USB-Cオプション、向上したケーブル管理デザインにより、ケーブルの散乱を抑制するという。「Dell Display Manager」の簡単アレンジ機能を利用することで、複数アプリケーションのマルチタスクを一度に実行可能。「IPS(In-Plane Switching)」テクノロジーによって178度/178度の広視野角を実現しているという。