Facebookは5月1日(米国時間)、開発者カンファレンス「F8」で、利用者のプライバシー保護のための機能「履歴のクリア」の導入計画について発表した。
「いいね!」ボタンやFacebookアナリティクスなどを利用するアプリやウェブサイトは、情報をFacebookに送信するという。この情報はFacebookで掲載するコンテンツや広告の改善などに活用されているとのこと。
履歴のクリアを使うと、利用者がウェブサイトやアプリを利用した際に、Facebookに情報を共有しているかどうかを確認でき、Facebookが今後その情報をアカウントに紐づけて保持できなくなるオプションを選択できる。この機能は、数ヵ月以内に提供開始する予定。
履歴を消去したり、新たな設定に変えたりすると、Facebookは利用者を特定できる情報を消去するため、どのようなウェブサイトやアプリを利用したかという履歴は、アカウントに紐づけられなくなる。
ただし、アプリが特定の年齢層で男性か女性、どちらに人気が高いかを開発者に伝えるなど、アプリやウェブサイト向けの統計情報の提供は引き続き実施するという。利用者を特定できる情報を広告主と共有することはないとしている。