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スマホ総研の3人でクロスレビュー
アスキースマホ総研の3人が最新スマートフォンをクロスレビュー! 第1回の「HTC U11 life」、第2回の「Android One S4」(Y!mobile)に続いて、第3回はオンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンからリリースされたSIMフリースマホ「CAT S41」をチョイスした。
キャタピラーのブランド、そして見た目のとおりに防水・防塵・耐衝撃性能を備えており、アウトドアや工事現場でも安心だ。スペックはディスプレーが5型(1080×1920ドット)IPS液晶、SoCにMediaTek「MTK6757」(2.3GHz、オクタコア)、メモリー3GB、内蔵ストレージ32GB。バッテリー容量も大きく、なんと5000mAhで、付属のOTGケーブルを使えばバッテリーシェア機能でモバイルバッテリーとしても使える。
タフネスさではピカイチ
「CAT S41」
とにもかくにも見た目が最高!
スマホ総研リーダー ドロイドさん
評価:★★★★★
約7万円という価格を考えると、一般向けというより、業務用途がメインかなーという気もするのですが、このデザインはマジで最高だと思わないですか? 国内メーカーのラグド系スマホの場合、どうしてもゴツゴツとした、「このスマホは超タフ、マジで」とわかりやすくアピールしたデザインになってしまうのですが、この背面のゴムっぽい手触りや、“キャタピラー”をイメージしたと思われる模様。実用性ももちろん高いのですが、ごく単純にデザイナーのセンスがパネェと思います。4G+3GのDSDSに非対応など、スペック面では不満が残らないわけではないですが、スマホとして普通に使える性能なのでデザインの魅力を考えると特に問題無いでしょう。
マッチョ系で安心感のあるスマホ
主席研究員 スピーディー末岡
評価:★★★☆☆
キャタピラー社からライセンスを受けたタフネススマホ、というパワーワードが踊る。デザインはいかにもラグド系で、ハードキーも多数配置。防水防塵耐衝撃など、筆者のようなインドア派には必要ないスペックだが、アウトドアが趣味という人や、工事現場などで頻繁に誰かと連絡を取る、という人にはオススメ。
だが、スペックはSoCがMediaTek製なので、アプリとの相性がやや心配。専用のアプリストアでは、ガテン系アプリの数々がダウンロードできるので、これらを眺めているだけでも楽しい。普通の人には実用性がないかもしれないが。「アウトドアしないから関係ない」という人も、強化ガラスやタフネスケースを購入する必要がないというメリットがあるので、無視せずにチェックしてもらいたい。
価格は約7万円なので、本体価格の安いスマホを買ってフィルムとケースを買った方が安いとか考えがちだが、そんなことは言わずにガチムチマッチョなスマホにロマンを感じてほしい。
アウトドアスマホは大歓迎!
研究員 ミナミダ
評価:★★★☆☆
重量は堂々の220g、持った瞬間に「鈍器?」と思わせる超タフネススマホ。バッテリー容量も5000mAhと大容量で他のスマホへの充電も可能。側面や背面は履帯(キャタピラー)の意匠が施され、滑り止めの役目も果たしており保持性は良好。物理ホームボタンや任意のアプリを割り当てられる左側面のプログラムキーなど、端末コンセプトが「TORQUE」のオマージュ感あふれる設計は気になるものの、SIMフリーアウトドアスマホの登場は歓迎したい。SoCはMediaTekのMTK6757で処理性能はそこそこ。なお、microSDカードスロットから独立したSIMスロットは2つだが、4G SIMを入れると一方は2Gのみとなるので利点に乏しい。7万円前後という価格は個人的には高く感じるが、刺さるユーザーにはアリかも。
CAT S41 | |
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価格 | 6万9984円 |
ディスプレー | 5型IPS液晶 |
画面解像度 | 1080×1920ドット |
サイズ | 75×152×12.95mm |
重量 | 220g |
CPU | MediaTek MTK6757 (オクタコア) |
内蔵メモリー | 3GB |
内蔵ストレージ | 32GB |
外部メモリー | microSDHC(最大128GB) |
OS | Android 7.0 |
対応バンド | LTE:1/3/8/9/19/28/41 W-CDMA:1/8/9/19、4バンドGSM |
無線LAN | IEEE802.11n(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:13メガ/イン:8メガ |
バッテリー容量 | 5000mAh |
防水/防塵 | ○/○(IP68) |
SIM形状 | nanoSIM×2 |
USB端子 | microUSB |
カラバリ | ブラック |
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