中野サンプラザで開催中の「春のヘッドフォン祭2018」で、Audeara(オーディアラ)が発表会を開催。ヘッドフォン「A-01」を国内向けに展開する音を明かした。
発表会では、CEOのジェイムス・フィールディング氏が登壇。製品の背景として、人の聴力は、本人が気づいていないだけで、ダメージによって失われていたり、左右のバランスにズレが生じていることと、その特性には個人差があることをはじめに解説。
A-01は、専用のスマートフォンアプリと組み合わせて使用する製品。アプリで聴力を測定すると、聴力に応じて、音の聞こえ方を最適化するプロファイルが作成される。プロファイルをヘッドフォンにインストールすることで、聴力測定に基づいた、最適な音質でヘッドフォンが駆動する。こうした仕様を同社では、「現在世界で最もあなたの聞こえ方に忠実なヘッドフォン」などのキャッチで表現している。
プロファイルは複数作成でき、使用者や、使用シーンが変わっても対応できる。また、ノイズキャンセリング機能も搭載しており、小さな音量でも音楽を楽しめるとする。有線接続のほか、Bluetoothにも対応。対応コーデックはaptX。そのほか主な仕様は40mmドライバー搭載、応答周波数20-22000Hz、アルマイト筐体の採用、通話用マイク搭載、連続再生時間65時間(有線+ノイズキャンセリング仕様時)など。
価格、具体的な発売時期は現時点で未定。
この連載の記事
-
第20回
AV
パイオニアが開発中マグネシウム振動板を公開 -
第19回
AV
頭の動きに合わせて定位する「MOBIUS」、“聴く”VR、カスタムイヤピース -
第18回
AV
やはり憧れ、静電型ヘッドフォンの上質サウンドを聴く -
第17回
AV
5月に販売開始、米オーディオ「MYTEK Digital」 なぜ音がいい? -
第16回
AV
予告通り、ラックスマンの重箱オーディオにオプション追加 -
第15回
AV
FiiO、Bluetoothでも高音質のポタアン「Q5」の詳細を説明 -
第14回
AV
ヘッドフォン祭から探る、2018年のヘッドフォントレンド -
第13回
AV
なぜシュアは、静電型/USB Type-C接続にいま取り組んだのか? -
第12回
AV
aptX HDやMQAに対する各社の対応がすすむ -
第10回
AV
2年かけた意欲作、Mezeのヘッドフォン「EMPYREAN」の音に驚き - この連載の一覧へ