マカフィーは4月26日、最新の調査を分析したレポートで、「自動化」と「ゲーミフィケーションの活用」がサイバーセキュリティーの脅威対策の鍵であると発表した。
サイバーセキュリティー人材不足が深刻化するなかでの対応策を調査・分析した「Winning the Game」(戦いに勝つために)と題したレポート。対応策のひとつとして、基本的なセキュリティー業務を自動化プログラムで処理することが重要であるとしている。単にセキュリティーを自動化して人手を減らすだけでなく、自動化によって技術者は未知の脅威に対応する時間やスキルアップの時間を確保でき、組織のセキュリティーレベル向上が期待できるという。
また、セキュリティー企業の効率向上ツールとして、ゲームの要素を業務に取り入れるゲーミフィケーションも期待できるという。サイバー演習やバグ発見報奨制度など、すでに導入している企業のほぼすべてが効果を実感しているという。
レポートでは、オンラインのバトルゲームにはまった経験のあるゲーマーがセキュリティー担当者の人材不足に対する論理的な解決策になる可能性があると指摘。ゲームをプレーすることで、ロジックや根気、攻略方法や従来にない新しい視点も獲得できるとしている。