「F-CODE」が実証実験用カードとして採用された「JCB Biometrics Card」 © JCB Co., Ltd.
凸版印刷は4月18日、クレジットカード本体に指紋センサーを搭載してPINコード入力を不要とした指紋認証機能付き非接触ICカード「F-CODE」の販売を開始したと発表した。
フランスIDEMIA社が開発した技術で、凸版印刷が日本国内での製造・販売において協業。4月からジェーシービーが「JCB Biometrics Card」として主に社員向けに発行し、実際の店舗で決済するなどの実用性を検証する実証実験を行なっている。
店舗側は従来の決済端末で対応でき、利用者はPINコードを覚える必要がないことからセキュリティー面での利便性も高く、またPINコード入力がないことから決済スピードもすばやく行なえることが期待される。指紋データはカード内に保存さているため専用サーバーを必要とせず、サーバーからの指紋データの漏洩の心配がないという利点もある。
