マカフィーは4月9日、サイバーセキュリティーの脅威に対応するセキュリティー運用機能を強化した「Enterprise Security Manager(以下、McAfee ESM 11)」、及び「McAfee Behavioral Analytics」の提供を開始した。
McAfee ESM 11の新機能として、データバスアーキテクチャーの採用により、大量のセキュリティーイベントの効率的な処理が可能となった。また、アーキテクチャーは数十億件規模のイベントを対象に検索し、素早く調査できるようになったという。
McAfee Behavioral Analyticsはビッグデータセキュリティー分析と機械学習を活用し、複雑な設定や特別な知識を必要とせずに、組織内のセキュリティー脅威を発見できるようになるという。また、数十億件規模のセキュリティーイベントを数百種類の異常に分類した上で、優先対応すべきリスクの高い脅威を可視化できるとのこと。
米国マカフィーのセキュリティー分析担当バイスプレジデントであるジェイソン・ロールストン(Jason Rolleston)氏は、「今日の脅威動向に対応するために企業が懸命な努力を重ねるなか、人とテクノロジーの連携に対する必要性がかつてないほどに高まっています。セキュリティー人材不足の状況で優秀な人材の十分な確保は難しく、企業は高度な分析機能や機械学習を用いたソリューションで組織の生産性を強化しなければなりません。セキュリティー運用チームは、新しいソリューションが持つ能力やスピードを人間の知見と融合させることで、運用のスピード、品質、効果、そして効率性をさらに向上させることが可能になるのです」とコメントしている。